会社の「コア」を見つけるために「映画」を作った話
こんにちは。スパイスボックス・コアづくり委員会です。
コアづくり委員会主導で「スパイスボックスのコアとは?」というテーマを社員同士で考える全社会を何度か行ってきましたが、今回の目的・テーマは「WHY? われわれは、何故ここに集うのか?」です。この答え(もしくはヒント)を見つけるために、参加希望の社員とオフライン&オンラインでワークショップを開催しましたので、内容についてご紹介いたします。
「コアづくり委員会」とは
スパイスボックスらしさの言語化や、インナーブランディングについて考える、スパイスボックスの有志組織です。
当日は雪が降る中での開催となりました。
社員が出てこない「社員インタビュー」
今回の全社会では、開始とともに「ある映像」を流しました。
「あなたにとってスパイスボックスらしいと感じる人は誰ですか?」という質問に回答する社員の映像を基に作られているのですが、インタビューした映像をそのまま流すのではなく、同じ内容を役者の方に話してもらうという手法を取りました。
インタビューを受ける社員だけでなく、インタビュー内で出てくる個人名もすべて伏せることで、誰が誰に対して言っているのか? という点ではなく、何を言っているのか? に集中できるようにしました。
20分を超える超大作に……! まさに映画!
この手法を取ったことで、発言自体や、そこに表出する内容に着目できたという声を事後アンケートからもらいました。
この映画を踏まえ、STEP1のワークに移ります。
ちなみに。
ここからのワークショップ内では、下記のグランドルールが設けられました。
STEP0:事前アンケートへの回答
参加にあたり、会社や働き方、社風などについて聞いた「事前アンケート」を実施しています。この結果は、会の途中で使用しました。
STEP1:「この会社らしさ」とは?
まず、下記について個人で考えてもらいました。
・あなたが「スパイスボックスらしい」と思う人は誰ですか?
・この映画で共感した「スパイスボックスらしい」と思うエピソードは何ですか?
続いて、年次も役職も関係なくシャッフルされたグループごとに、記載した内容を1人ずつ発表。聞き手側は共感したワードを付箋紙に書き貯めていきます。
その付箋紙を今度はテーブル中央に出しあい、似たワード同士をグルーピング化していきました。
STEP2:新たな『らしさ』を引き出す
STEP0の社員アンケート結果がまとめられたグラフを見ながら、新しい気付きや傾向について、先程同様に1人ずつ発表し、聞き手は付箋紙に共感したワードを記入。全員分の発表が終わったら付箋紙をグルーピングしました。
大量の付箋をグルーピングし、1つ1つ言葉を書き出すグループや、対話を行いながら、1つの用紙に1つのキーワードだけを書き出すグループ、それぞれの進め方で集中して取り組んでいました。
STEP1では、前向きな意見や付箋紙が多く出され、STEP2でも同様な意見が出れば、さらに補強されていく一方、懸念点や課題と感じる点なども出されました。
例えば、「他者への貢献意欲」が強い、「他者からの評価を大切にしている」という傾向があるとグラフから読み取った場合、一方でこれは「自己の意見を通す力や、自己の存在意義」を感じにくいのでは? といったように、1つの事柄に対して「裏・表」が話し合われました。
そして、STEP1とSTEP2を踏まえて見えてくる「スパイスボックスらしさ」や、「スパイスボックスらしい人たちが大切にしている価値観は何か?」をグループごとに言語化しました。(例:〇〇する●●な人/〇〇で●●な人が多い など)
最後は、グループごとに「スパイスボックスを一言で表すと?」について考えて、各グループの代表者が全体に向けて発表も行いました。
オンライン参加者のメンバーのためにカメラもついて回ります
言葉だけではなく、イラストなども使いながら、発表する様子など、各グループの色がみられ、他のグループのアウトプットに対し、納得の声や驚きの声が上がっていました。
STEP3:わたしがこの会社にいる価値とは?
ここまでのワークを通し見えてきた「スパイスボックスらしさ」の中でも特に大切にしている部分を明らかにしてもらいました。自ずと「私がスパイスボックスにいる理由」にも繋がってきます。
それぞれの「スパイスボックスにいる理由」はSlidoというサービスを利用し、匿名でのシェアも行いました。
その後、何名か指名をして感想を聞き、今回は終了となりました。
ワークショップを終えた社員の反応
事後アンケートでは、「改めて自社の良いところを細分化して理解できた。」という意見や、「課題感について年次を超えて話せたことが良かった。」などの意見が出ました。
また、日頃はリモートワークを選択する社員も多いため、「対面で久々にみんなと会えたこと」への満足度も高い結果となりました。
この全社会で得られた様々なワードや課題感を基に、次は「コアを言語化する」というフェーズに移ります。全員が納得感を持って進行〜決定までできるよう努めていきたいと思います!
続報をお待ちください
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