文章を書く事は好きなのですが、何せ超のつく飽き性の為、noteから長く遠のいておりました。 その間、引っ越ししたり、独立したりと、まとめると一文で終わりそうな事があったのですが時間が出来たので、だらだらと書いてみようかと思います。 2020年 6月の試合以降、試合に対して自分の中で湧き上がるものが無くなってきている感じがしていました。 それまでは直前オファーでも、二つ返事でOKしていました。 (というか押忍以外の返事は我が師弟関係には存在しません) そのお陰で自分の様な
彼が、全日本学生選手権優勝した時。 君は大学を秒で退学して漁港に居たんだよね。 そこで釣り上げられた鰤の頭をトンカチで叩いてトドメを刺していたんだよね。 そこでインド人の方と仲良くなって、将来背中にガルーダの入れ墨入れようと思ったんだよね。 その時被ってた鰤の返り血付のキャップ。 その後、何故か『アンタにあげるわ』とプレゼントしてくれましたね。 普通に考えて滅茶苦茶要らないし、気持ち悪いよね。 でも、その時僕も頭おかしかったので 『アメリカのブルーカラーの人み
パンダさんいつも通り、練習後ジムの端っこで三角座りしていると。 (アンジェラ・リーも昔よくジムの端っこで三角座りしてたらしいよ。世界共通だね) 『おぉこぼり、明日暇か?』 (こほりですけどね、、) と聞かれたので、咄嗟に嘘も思い付かず、 「あ、空いてます」 と答えた。 『明日パンダさん見に行くぞ』 「パンダ山って何ですか?」 『アホ、パンダさんや‼️動物園行くぞ』 何か試されているのだろうか、チラッと大野さんの方を見る。 すると 『これ本気のやつやから』
ある知り合いから聞いた話しである。 (怖い話苦手な人は読まないでね) ある日、仕事が終わり彼はいつもの様に家路へと急いでいた。 (あぁ、、バイト先の社員○したいわぁ) 等と考えても仕方の無い、物騒な事を考えながら彼は夜道を歩いていた。 すると車の行き交う道路の真ん中にゴミ袋の様なモノを見つけた。 近づくにつれ、彼はそれが無機質なモノでは無い事に気づいた。 (猫や) それは恐らく、事故に遭ってからそう時間の経っていない猫であった。 彼は少し面倒臭そうな顔をした
神戸総合格闘技の歴史。 その前に北川先生について軽く説明を。 奈良県出身、高校から柔道を始め、後に道都大学へ推薦入学。 (竹原ピストルさんとかキャプテン選手も同大学) 在学中に国際B強化選手に指定される。 (野村忠宏とも試合してるよ。) 大学卒業後、一旦就職するも格闘家の夢を諦めきれず格闘技通信片手にジムを探す事に。 その後直心会格闘技道場に入門。 直心会は元々キックのジムとして小池 孝典館長 (柔道二段、空手初段、少林寺拳法三段、タイにムエタイ留学、サンボのルー
視界が滲む。 ジムの端っこで三角座りをしながら天井を見上げていた。 気を抜いたら熱いモノが溢れてしまう。 もう何回目だろう。 その頃には、薄々気付いていた。 僕は弱い。 それも滅茶苦茶弱い。 当時、僕より小さく、女性会員さんにもボコボコにされていた最弱と呼ばれていた人にもやられた。 そして今日、伝統派空手出身の新人にボコられた。 強くて、弱い人にも容赦ないタイプの人だった。 鼻血出した上、ミドルでKOされた。 練習後、先生が1人の先輩に 『コイツになんかア
ボールとモビルスーツ僕が入会した当時、5人の先輩がいました。 その時プロ昇格直前だった "兄やん"(後のKING JOH) "ケンタさん" "マサさん"(小西"獅子"優樹) の3兄弟。 やたら腕の太い、僕に初めて寝業を教えてくれた "大野さん"(大野"虎眼"賢良) 唯一の常識人、後にDREAMでUFCファイターベナビデスと戦う事になる "小堂さん"(KODO) 皆んなプロ昇格を目指して先生の指導の下、ハードな練習をされていました。 そこに、特に試合も目指してもいな
天才とイケメンジム見学から数日後、悩んでいてもしょうがないと思い入会する為再度ジムを訪れる事に。 そこには、先日と打って変わって滅茶苦茶優しい顔をした金髪の方が優しく迎えてくれました。 後ろでサンドバッグ打ってる刺青だらけのイカつい方々は若干気になりましたが、入会の意志を伝え一先ず基本を教わる事に。 そこでようやく、その大男のお名前が中蔵さんでは無く、北川先生とおっしゃると知りました。 北川先生はその見た目と違い、とても優しく丁寧な指導でした。 昔齧っていた事も有り
2004年冬、僕は道に迷っていた。 もうかれこれ1時眼以上彷徨っている。 寒さで鼻の下は既にカピカピである。 (そろそろ諦めようか) そんな風に思い始めていた。 その年の春、大学に入学したは良いもののほぼ学校にも行かず無気力な生活をしていた。 そんな自分を変えるために、昔から好きだった格闘技をもう一度初めてみる事にした。 高校の時少しだけ習っていた時期もあったが、続かず、部活も辞め、グレる訳でもなく、勉強する訳でもなくただひたすら毎日楽しく過ごしていた。 それ