ヒトカラの魅力! 思い出とともに語る、もっと楽しむコツ

#私のストレス解消法  なるお題を見つけたので、カラオケについて語ってみる。

実は高校生までカラオケに行ったことがなかった。家族や近所に迷惑だったかもしれないが、風呂場で熱唱しているだけの普通の少年だった。行ったことがないといえば、ながらく東京に住んでいるのにディズニーに行ったことがないのが結構珍しがられることがある。それはさておき。

高校で、友人と吉祥寺で遊んだ時に、カラオケに初めて行った。男女2-2で、もう一人の男子が、ある女子と服の買い物に行きたかったが、その女子は一応その時彼氏がいたので、男女もう一人ずつ追加したという感じだった気がする。ちなみに追加された女子のことが気になっていた自分は、ファッションなんか1ミリも興味ないのに、その女子と会うためだけに参加した気がする。

なんか最初から脱線が多いな。

ともかく、服の買い物に飽きた自分が、カラオケ行きを提案した。カラオケに行ってみたかったが、最初は一人で行くのがハードルが高く感じたのだ。

行ってみたが、はやり曲を聴いたりする習慣が全くなかった自分には、他の人が知っている歌を歌うというのが難しかった。将棋好きだったので村田英雄の王将を歌ったり、ラジオで聞いたことのあるギザギザハートの子守歌とかうたった気がするが、そんなにウケなかった。

今でも他の人と行くことももちろんあって、それはそれで楽しいのだが、ストレス解消という意味ではヒトカラがやはり一番だ。好きな曲を好きなだけ歌うのだ。同じ料金ならばたくさん歌える方がコスパ的にもよしだろう。

ちなみにカラオケで機種を選ぶときには、普通DAMとJOY SOUNDがあるが、正確な採点を重視したいときはDAM、いろいろな曲を歌いたいときはJOYにする。全く個人的な感覚だが、採点はDAMの方が厳しめで練習になる。一方、私はラグビー強豪国の国歌を小学校の頃に覚えて歌えるのだが、それはJOYにしかないのだ。なんと、国歌だけでなくアイルランドのラグビーアンセム「Ireland's Call」まで入っているのだからホンモノだ。ただ、好きなオーストラリアのカントリーミュージシャン、John Williamsonの歌が入っていないのは残念だ。リクエストしたことがあるが、入らなかったし、たぶん入っても私しか歌わないだろう。国歌ですら、参加者1人表示のことがよくある。

さてカラオケデビューをしたあとは急速にカラオケにハマっていった。受験生の時が一番激しくて、週に3,4回最寄り駅のカラオケに行っていた。確か30分で150円程度だったと思う。ドリンクバー飲み放題だし、自販機でジュース買う感覚で30分だけ歌えれば儲けものじゃん、みたいな感じだった。店員のお兄ちゃんにめっちゃ覚えられてた気がする。

さすがに行き過ぎを友人に心配されて、カラオケの会員カードを掃除ロッカーにおいて帰らされたのはいい思い出だ。なんかエナドリもめっちゃ飲んでたし、ストレスがたまると依存しやすくなるのかもしれない。ストレス解消は、カラオケ以外に、エナドリ、ファミチキ、って感じだったかな。

さて、音楽の授業が嫌いで楽譜など全く読めない私でも、カラオケ通いをしていると、歌いやすい歌、歌いにくい歌があることに気が付いてくる。そこで気にし始めたのがキーというやつだ。

私と同じくらい音楽に無教養な人に向けて説明すると、曲にはそれぞれに音域といって音の範囲があって、それを全体的にずらすことができるのだ。それがキーを変えるということである。自分の出しやすい音域にすることによって多くの歌を気持ちよく歌うことができるのだ。女性の曲はもちろん、最近の曲は男性のであっても結構高いので、結構調節は重要だ。

キーを調節する方法は、ネットで曲名とともに「男性キー」、「女性キー」のように入れて検索することもできるし、自分の歌いやすい曲と今歌いたい曲の音域を検索して、歌いやすい曲に合わせるようにずらすという方法もある。ちなみにJOY SOUNDでうたスキに登録すると、自分のおすすめキーを曲毎に教えてくれたりするのでおすすめだ。少し注意点は、同じ音域であっても出現する音が低めに集中しているか高めに集中しているかであったり、地声の最高音と裏声の最高音の違いであったりと細かく見ればいろいろな要素があるので、最終的には自分で工夫していくほかない。

そんなこんなで大学4年の今でもヒトカラは月1くらいでは行っている。ストレスがたまった時には思いっきり歌うのが一番だ。一人で行けば、堂々と同じ曲を何度も歌えるし、他の人が知らない曲を歌えるし、自由なのだ。(お前は誰といっても気を使わないだろうといわれると思うが)

というわけで、特にオチはないけれど、ヒトカラがストレス解消法というお話でした。


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