フランチャイズ展に参加して、片っ端から話を聞いてみて、気づいたこと②
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今日は、再びフランチャイズ展に行ってきた。
今回のフランチャイズ展は、前回に比べて会場のキャパシティも大きく、全104社の出展規模だった。
前回は下記参照。
会場に着くと、事前登録の認証を行った。認証後は、QRコードの印刷された紙を渡され、それを首からかけることで自身の個人情報を訪問先に読み取らせる方式だった。
規模が大きくなると、システム系が効率的になるのは興味深かった。
前日の合同説明会の反省を踏まえ、今回は声をかけられても会釈でかわしつつ、雰囲気の良さそうなブースや興味のありそうなものを探すことにした。
訪問先の名称は控えるが、業種は就労継続支援 B型、会員制インドアゴルフ場、スマホ修理、不動産、カプセルトイ、買取、珈琲など10社ほど話を聞いた。
前日の合同説明会でも就労継続支援 B型という初耳なワードをよく目にしたのだが、詳しくは下記 chatGPT の説明を参照。
就労継続支援B型とは、日本の障害者総合支援法に基づく福祉サービスの一つで、障害を持っている方が無理なく働ける環境を提供することを目的としています。特に、企業などの通常の雇用環境で働くことが難しい方に向けて、自分のペースで働けるような場を提供し、社会参加や自立をサポートします。
主な特徴
雇用契約がない:A型とは異なり、B型では雇用契約を結ばず、利用者は施設での作業に対して賃金をもらう形です。そのため、働く時間や作業内容は個々の状況に応じて柔軟に調整されます。
作業内容:軽作業や手工芸品の製作、農作業、データ入力、清掃業務など、個人のスキルや能力に応じた多様な作業があります。
対象者:年齢や体力、精神状態などの理由で一般企業での就労が困難な方が対象です。具体的には、次のような方が対象になります。
一般企業で働くことが難しいが、就労を希望している障害者
障害基礎年金を受けている方
体力的にA型での勤務が難しい方
メリット
自分のペースで働ける:B型は、無理なく自分のペースで働くことができるため、体力やメンタル面での負担が少なく、個々の状況に合わせて仕事を調整できます。
社会参加の機会:一般企業での就労が難しい方も、社会の中で働く経験を得ることができ、自尊心や生活のリズムを保つ手助けになります。
賃金について
B型は雇用契約がないため、賃金は利用者が行った作業に対する報酬として支払われますが、一般の雇用と比較すると賃金は少額です。賃金水準は施設や地域によって異なりますが、平均して月に数千円から数万円程度です。
このように、就労継続支援B型は障害を持つ方々にとって、無理なく働くことができる場を提供する重要な制度です。
今回のフランチャイズ展は、会場の雰囲気が前回と異なり、少し気持ち悪かった。来場者数がかなり多かったことも関係してそうである。
どういう点が気持ち悪かったかというと、明らかに見た目が良さそうな若い女性をブースの前に立たせ、ブースへ誘導させようとしてくるところが目立った。
まあ、基本男はアホな生き物なので、戦略的に理にかなっているし、それは目を瞑ることにする。
気持ち悪かったのは、ナース姿やアニメのコスプレをさせられた女性がいたことだった。おそらく、女性もアルバイトで双方 win-win だと思うので勝手にしてくれればいいのだが、僕ならそんなブースには絶対に行かないとここに書いておく。
まあ、フィクションなんだろうけど。
また、出展している企業数も多いせいか、ガツガツしている人が多かった。少し偏見になるが、体育会系のガッチリ体型で、目のバキバキな感じの人が待ち構えていた。
色々と話を聞いてみると、人と話すのは面白いなと感じた。嫌味に聞こえるかもしれないが、話すこと自体がというよりかは、こういう性格や考え方を持つ人がいるんだなというサンプル集めが面白い。一人として同じ人がいない多様性の宝庫である。
肝心の仕事については、やはり、何か惹かれるような業種は見つからなかった。逆に、惹かれる人もいるんだろうから、僕の惹かれる領域からかなり外れているということに違いないと思った。
その原因が何なのか探ってみると、フランチャイズという形態はどちらかというと、危険とは真逆の安心をオーナー(加盟店)に提供しようとしている。よりわかりやすく言えば、苦労せず、より楽に稼ぎましょうを目指している気がするのである。だから、フランチャイザーはフランチャイジーに敷居を下げて、加盟金やロイヤリティで稼ぐというビジネスである。
僕は、何かそこに違和感を覚えるというか、僕がやりたいことではない気がしている。
今は、岡本太郎の「自分の中に毒を持て」という本を読んでいるのだが、僕はどちらかというと危険な道を行きたいと思っている。
そして、お金を儲けたいというわけではない。何かお金という物を介さなくても、得られる興奮のようなものがないか渇望している気がする。
そもそもの話になるが、僕は「ビジネス」に向かないのではないか。最低限生きていけるだけのお金が必要なのであって、利益を追求するということに興味が湧かないのかもしれない。だから、話を聞いても空振りばかりで終わるのではないか。(結果的に、お金が手に入ればそれは嬉しいが)
まだ仮説段階ではあるが、そのように考えると、究極は非正規雇用でも、パートでも、アルバイトでも、お金以外の価値を手に入れさえすれば、それでもいいのではないか。
だが、雇われるということは、労働するということであり、搾取される構造でもある。本当にそれを望んでいるのだろうか。
その辺りのブレイクスルーができずにいる気がして、まだまだ時間を要してしまいそうである。
ビジネスとは間接的な距離を置き、僕ができる範囲で価値を提供できる仕事。考えれば考えるほど無理ゲーな気がしてきたフランチャイズ展の感想でした。
FIN.