enabler: アルコール依存症の夫を持つ妻は自分で自分を殺そうとする
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今回は、児童相談所の命令で夫がホテルに5泊滞在(私とエルサは家に)した当時の私の行動を振り返り、アルコール依存症の夫を助長するenablerの闇を書いてみます。アルコール依存症のパートナーがいる方は、ご自分に当てはまることがあるかもしれません。
児相との初面談の後、夫はホテルに5泊しました。この命令に至るロジックは、児相は子供の心身健康を第一に考える為、エルサは慣れた環境つまり家に留まる、飲酒しない私がとりあえず彼女と家に残る、毎日飲酒するフレドリックは場外へ、かなと。アルコールと子供は水と油であるべき、ということです。
飲酒に対する許容の大きさ、甘さの表れですね、私もフレドリックもセパレーションは1泊だけだと勘違いしていたので、フレドリックがホテルに一泊した後、エルサを学校に送りその足でフレドリックを迎えにいきました。
enablerの行動
児相の命令の意味を分かっていない。
↓
セパレーションというのはアルコール依存症の夫の言うことを聞かないということ。
夫に「エルサを送った後迎えに来い」と言われ
“嫌だと直感している“
のに
抵抗せず従う。
夫がホテルに泊まった夜、私は精神不安定でほぼ寝ていませんでした。どうやってエルサに児相との面談の流れから父が外泊することを説明するのか、夕飯を作り片付け、普段と変わらない行動をして母親の私の不安が彼女に悟られない様必死でした。児相からは「エルサに自分のせいで父親が外泊することになったと思わせてはいけない、重要なことです、わかりますか?」と言われていたので、私は「パパとママちょっと離れてみる、いつも喧嘩してたでしょ。」みたいなことを言いました。覚えているのは疲弊していたのに、目が泳ぎ、じっとしていられなかったこと。アドレナリンショックみたいな感覚かな。そんな夜を過ごした後、夫を迎えに行った車の中で彼の口から出るのは愚痴だけ。「夜寝られなかった。辛い。」
なに~😠 一晩寝られなかった、それがどうしたー!
と心の中では叫んでいるのです。しかしそれとは反対に自宅のベッドに横たわる彼に布団をかける。明らかにちぐはぐですよね。
私は自分の沸き上がる直感を、何もなかったかのようにひとつずつ殺していっていたんです。だって、フレドリックがみているのはお酒だけだから。それに抵抗することは私にはもう不可能で、不毛な戦いでした。他の方はおできなるかもしれませんが、私の特性ではできなかった。
イネイブラーとは、(個人の体験に基づくものですが)
いつに間にか完全に相手に取り込まれ
自分の感情、感覚を無視し
自分が考えること、希望、欲望、幸せになることを自らの手で奪っていく人です。
私はそのど真ん中にいました。
次回は、私が助けを求め動き始め、スウェーデン、ヨーロッパの女性の強さを実感したお話をします。読んで頂きありがとうございました。
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