希死念慮にのみ込まれて、緊急対応してもらった話
こんにちは。
霜叶です。
タイトルの通り、暗い内容になることを先にお伝えしておきます。
何とか生きる方向へと関わってくれた各所の皆さんに、迷惑をかけたことを謝りたいです。
秋は苦手だ。
季節の変わり目で涼しくなるのは良いけれど、どこか寂しさを含んでいるような気がする。
誕生日がこの季節にあることで、「生まれてこなければ」といった考えを巡らせることも多く、落ち込みやすい。
あのときは、前日から調子が悪かった。
ある知らせを聞いて胸がざわついて、久しぶりに自傷をしてしまって、自己嫌悪に陥って。
自分だけのLINEに、吐き出した。
「もう終わりにしよう。何もかも無かったことにして、幸せだけを噛み締めて、幕を閉じよう」
次の日になってもその気持ちは消えていなくて、ただ、本当に実行するかどうかに迷いが出ていた。
楽になりたい気持ちと、それを咎める気持ちの間で葛藤していた。
結果、いつもお世話になっている大学の相談室に駆け込んだ。予約もなしで、担当のカウンセラーさんがいるかどうかも分からなかった。
ドアを開けると、運良くちょうどそのカウンセラーさんがいて、時間をとってもらえることになった。
そこで、全部素直に伝えた。
もう終わりにしようと考えていること。
具体的な手段も決めて、準備していること。
途中は泣きながら、声もうまくでなくてボロボロだったと思う。
カウンセラーさんは私の気持ちを受け止めたうえで、実行しないためにどうしたら良いかを真剣に考えてくれた。
家族は頼れないという私の気持ちも最大限尊重してくれて、感謝しかない。
色々お話をした結果、精神科に一緒に受診をしようということになった。
そこからも色々あり、最終的には普段と異なる病院へ行くこととなった。
初めて会う医師と話をして、入院は必要ないと言う言葉に安心した。「帰ってからも、1人じゃない」と言われたのが印象的だった。
そして、かかりつけ精神科の次の受診日まで凌ぐため、少し薬を出してくれた。
半日くらいずっとカウンセラーさんが付き添ってくれていて、申し訳なかった。
でもその中で様々な専門家の人に会って、話して、気にかけてくれていることが伝わって、帰る頃には気持ちはだいぶ落ち着いていた。
もう帰らないかもしれないと思っていた部屋に帰り、電気をつけた。
不安と安堵が混じり合った、不思議な気持ちだった。
いまでも「ふっと消えられたら良いのに」という思いはなくならず、ずっと共にある。
それでも、真剣に関わってくれた人たちに支えられて、もうしばらくはこの世界に居ることにした。