デジタル教育のヤバさがわかってきた
デジタル教育、タブレット学習。
その危うさが、各国の研究者の報告によってようやく認識が共有されるようになってきた。
結論から言うと、直感は正しかったのだ。
例えば読書だが、データや情報の収集にはデジタルはとても便利だ。だが、じっくり読もうとするときびしい感じがする。もちろん文字は同じなのだが、どうもデジタルテキストだと、視線が画面上を撫でてる感じがして、頭に入って来る感じがしない。まあ、これは私の主観だから、世代の問題もあるかもしれないし、何とも言いづらかった。「オレは好きじゃない」という感想にとどめるしかなかった。その違和感が、様々な実証研究によって証明されつつあるらしい。
これも感想でしかないのだが、デジタルではどうも考えられない感じがする。紙で読んだり、それ以上に紙に書かないと、どうも頭というか、脳というか、前頭葉に染みこんでこないって感じなのだ。例えて言えば、右目から入って、左目から出て行くような、そんな感じ。
そういう私の思いも、どうもただの年寄りの杞憂ではなかったらしい。
まあ、あれだ。有名なアマゾン会長の「パワー・ポイント禁止」と同じだ。アマゾン会長いわく、「パワポでプレゼンとかすると、何か『やった感』『わかった感』満載になるのだが、実は何も新しいアイデアを生み出していない」と。
そうなのだ、デジタル学習も「わかった感」が満載なのだが、実はわかっていなかった(もちろんゼロではないが)ということなのだ。
↑ わからないばかりか、脳の成長を阻害するらしい。こわっ。