日本赤軍、重信房子の本を読みつつあり
『はたちの時代 60年代と私』(重信房子)が届いた。
連合赤軍事件の頃のところからつまみ読みしている。
ブントが武装化していく辺りの記述を見ると、「塩見さん(塩見孝也)」「田宮さん(田宮高麿)」「森くん(森恒夫)」など有名人が登場しているのだが、ノリが完全に大学生サークルのノリで、よど号事件にしたところで、行き先を北朝鮮に決めた基準とかが極めていい加減。客観的に見て、完全に「戦争ごっこ」だ。
こんなのが、殺人とかに発展して行くというのが信じられないくらいに軽い。「我々は明日のジョーである」というメッセージが、実にしっくり来る軽さである。
まあ、批判するのは簡単だが、人間とか、革命運動とかの本質って、こんなところにあるのだろうか?と考えつつあり。