【お料理】 魚のマース煮 (調理時間:10分)
・シンプルな調味料を使った沖縄料理。
・手早く魚と野菜が摂れる。
沖縄の家庭料理「マース煮」。
マースとは沖縄の言葉で「塩」という意味です。「シママース」や「ぬちまーす」という商品もありますよね。
BEGINさんの歌の中に「魚があれば生きられる」という歌詞があるように、海の資源が豊富な沖縄では、このマース煮はかなり昔から作られていたのではないかと推測します。(マース煮という名前もなかったんじゃないかな)
家庭料理であるがゆえに、現地でも観光客向けの居酒屋さんとかではそこまで見かけないような気がします。
沖縄の家庭料理は本当にシンプルで美味しいので、ぜひ作ってほしいです。
☆材料はこちら
・魚の切り身(今回はサワラです)
・野菜
・昆布
・鰹節
・生姜
・水
・泡盛(なければ焼酎でも)
・みりん
・塩
マース煮に欠かせないのが、沖縄のお酒「泡盛」。
なければ焼酎でもいいですが、やはりマース煮はこの泡盛の独特の風味があった方が断然美味しいと思います。
フライパンに昆布を敷き、その上に魚の切り身を乗せます。
そして、切った野菜と生姜、鰹節、みりんを少々入れ、泡盛と水がだいたい1:1から2:3ぐらいの割合になるように入れます。
今回のお野菜は、空芯菜とツルムラサキを使っています。
そして魚の上に、塩をだいたい大さじ1ぐらい振ります。
けっこう塩が多いなと思われるかもしれませんが、他に味付けのための調味料を入れていないので、このくらいでちょうどよいのです。
グルクンやイラブチャーなど沖縄の魚は、味が淡白なものが多いので、このマース煮という調理法が合っているような気がします。
市場の方は、アカユーやオジサン(面白い名前ですよね)が、マース煮にはよく合うよと教えてくれました。
あとは蓋をして、蒸し煮にするだけで出来上がりです。
しっかりと野菜にも塩味が行き渡り、シンプルだけど昆布と鰹節の風味が活きたちょうどよい味付けのマース煮になりました。
とても簡単で、野菜もたくさん食べられる嬉しい一品です。
いろんなお魚で試してみたくなりますね!