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Two days after the snowfall.

金曜日の関東地方、雪が降った。

昨日、今日は晴天だ。

最近、シェアハウスが舞台の作品になんでこんなにハマっているのか自分でもわからないが、また新たに1つ、小説を見つけて読み終えたので共有したいと思う。noteで少し前に取り上げた「荻窪シェアハウス小助川」は、本当に面白かったのでおすすめしたい。が。今回取り上げる小説もぜひ。特にDIYに興味がある人、趣味としてやっている人にはおすすめしたい。

中山茂大さんの小説。

「田舎暮らし始めました。~シェアハウス住人募集 家賃0円~」。

あらすじは以下の通り。

高圧的な上司+激務のブラックバイトから逃げ出すために、『家賃0円(ただし軽作業あり)』という怪しげなシェアハウスの住人募集に飛びついてしまったダイスケ。しかし、ドがつくほどの田舎にあるその家を訪れてみると、そこは古民家とは名ばかりのあばら屋だった。家主である職業不詳な謎の男ナカヤマは、素人であってもふたりで力を合わせれば古民家を生まれ変わらせることくらい簡単だというのだが⁉︎『軽作業』とは名ばかりの家づくりをさせられる羽目になった青年ダイスケのセルフリフォーム奮闘記。
田舎暮らし始めました。/中山茂大/2019年11月/LINE文庫

主な登場人物はあらすじにあるように、ダイスケとナカヤマ。他にハルカがいる。東京に住むダイスケは「田舎に暮らそうマガジン」という月刊誌を見て田舎での生活に興味を持つ。ブラックバイトに悩まされる日々。そこを辞めて辿り着いたのが、都心から離れたド田舎にあるあばら屋だった。

僕自身、地方出身。まさに田舎暮らしを18年間経験したことがある。バスも2時間半に1本。最寄り駅に歩いて行こうとすると、1時間以上かかる。家の周りは田畑、山、川。都会への憧れもあったが、そんな生活から逃げ出したいと思って実家を出て来た。理由は異なるが、田舎と都会を比較して、今回の物語のダイスケと僕は完全に逆ということになる。

物語は改修計画に従って作業の過程が描かれながら進んでいく。まずは、お風呂のリフォーム。その後、水洗トイレ、サッシ窓、ウッドデッキの順だ。

建築の知識がない僕にとっては学びが多かった。設備が造られていく過程が分かるし、どういう資材を用いる必要があるのか読み進めていくうちに、知識として取り入れることができた。

田舎暮らしをしていた身からすると共感できる部分もあるが、一方で、都会暮らしをしてきたダイスケが抱いている(味わっている)感覚とは異なる部分があるのが面白かった。都会→田舎と田舎→都会では違いもあるだろう。

さて、2月も中盤。

バレンタインももうすぐか。

高校生の頃、常時、チロルチョコをリュックのポケットの中に入れていた。小腹が空いた時のために……。あの大きさがちょうどいい。なんか周りに配っていた気もする。色んな味の詰め合わせがあるから良い。期間限定のやつとかも。授業中にお腹が空くのは勘弁してほしかった。お腹がなるのは少し恥ずかしいから。でもそういう時にチョコレートがあると安心だった。

大学生の間でも、「チョコ最高何個?」という会話がある。これだけ聴いてお互い意味を理解しているのがまた面白い。たとえそのシーズンじゃなくても。

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