学校に行きたいではなく、学校に行けるようになりたい。
ぴぃ、不安定な夜が増えてきた。
いろいろ考えちゃって、なかなか寝付けないらしい。
昨日は、体調が悪く、私もなかなか寝付けないでいた。
ぴぃは自分の部屋に入る前に「明日は学校に行きたいから、早めに起こしてね〜」と元気に言っていた。
間もなく隣からパパの寝息。
私はやっぱり寝付けないまま、目だけはつぶっていた。
1時間くらい経った頃、ぴぃの部屋からぴぃの声が聞こえたような気がした。
誰かとおしゃべりしているような声がする。
そーっと起きて、ぴぃの部屋のドアに耳をつけると、ぴぃが泣いているのが分かった。
部屋に入り、添い寝の体制をとってぴぃを落ち着かせる。
私「ぴぃ、ずっとおしゃべりしてた?」
ぴぃ「うん。」
私「自分とおしゃべりしてたの?」
ぴぃ「うん、そうだよ。いつもしてるよ。珍しくそっちまで聞こえたんだね。」
私「うん、ママもなかなか寝付けなかったから。」
ぴぃ「いつも漫画を読んでから寝るの。読んでる時は楽しいのに、読み終わって寝ようとすると、すごい怖くなるの。だから、『こわいこわいこわい』とか『辛い辛い辛い』とか『大丈夫大丈夫大丈夫』って言いながら泣いてる。」
私「そっか、不安な気持ちを言葉にしてたんだね。怖くて不安な気持ちに、自分で大丈夫って言ったりもしてるんだね。」
ぴぃ「明日早起きしようと思って。でも、学校・・・行きたいのに、行きたくないの。今は、何がしたいとかじゃなくて、学校に行けるようになりたいって感じ。」
私「なりたいんだね・・・そっか。思ったけど、何気にぴぃ、6年生になってからけっこう学校行ってるね?月に2、3回とか。」
ぴぃ「最後だからね。でも確かに行ってるよね?すごくない?」
私「病院の先生はスモールステップでって言ってたよ。」
ぴぃ「・・・明日学校行くのやめる。でも早起きはする。」
私「うん、そこからでいい気がするよ。」
ぴぃが決めた最初のステップは、早起きをすること。
そして今日もまた、一緒に朝ごはんを食べた。
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