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パパとうまくバランスをとるために、感謝の気持ちを分かりやすく伝えておきましょう。

金曜土曜は飲み会だったパパ。

自粛中につきおあづけになっていた別々の飲み会がたまたま続いた。

私は日曜に友達と朝から古着屋巡りの予定があり、久しぶりのオフということで、とても楽しみにしていた。

だから、二夜連続のパパの飲み会は、むしろどうぞどうぞだった。

ぴぃのミッケの症状が安定しない時は、1人でぴぃのパニックを受け止める自信がないのと、パパがいてくれることで私の心が安定するのとで、大好きな飲み会を我慢してくれていたパパ。

そうこうしてたら、コロナが始まって、必然的に家族が嫌でも離れられない状況に。

ぴぃが安定し、私自身も現状を受け止めれるようになって、コロナが落ち着いている今だからこそ、お互いの我慢を解放し、好きなことを心から楽しむ時間を尊重し大事にしようと思っていた。

金曜に飲み倒したパパはそのまま職場に泊まり、二日酔いを抱えたまま土曜の飲み会へ直行した。

私は平日と変わらないぴぃとの時間を過ごした。

ただただ、日曜が楽しみで仕方なかった。


古着屋巡りは私の楽しみだったけど、結局ぴぃとパパのものを必死に選んでいる自分が愛しく感じた。

途中の道の駅でランチをして、古着を堪能しつくしてからは、必須のお茶タイム。

少しわだかまっていた友達だから、お互いの思いの丈を話して深まり、泣いて笑って泣いて、濃い時間を過ごして帰る。

夜ご飯はそのままぴぃの大好きなお姉ちゃんがいる友達家族と我が家で一緒に食べようとなっていたので、引き続き楽しい時間を遅くまで過ごした。

何よりぴぃ自身も自分のお友達とお出かけしていたから、その楽しかった話をたくさんしていた。

お友達家族がきてくれたことで、結局パパは3夜連続飲み会となる。

ただ、前2日と違うのは、ぴぃとお友達のお出かけの送迎役になってくれていたことと、朝昼晩と私の代わりにご飯の準備をしてくれていたこと。

昼はカップラーメンだったとしても、朝は味噌汁を作ってくれた。夜は、私と友達の帰りが少し遅くなったことで、たこ焼きの準備とサラダまで用意してくれていた。

まったく、送迎はともかく、こんな家事力を今更発揮してくれるなんて・・・

パパなりに私に対する前2日のバランスをとっての事だったかもしれない。

でも、なんかおかげで今日一日最高だったよ、あとは寝るだけと思っていた。

ところが・・・

実は、楽しい中でもぴぃのミッケはいくつか小さく発動していた。

以前来てくれた時もそうだったのだが、ぴぃの病気を知らない大好きなお姉ちゃんは、ぴぃの聖域にある大切なものたちを何も知らずに触れてしまう。

ゲームのコントローラーや、ぴぃの部屋にあるアニメのグッズ。

除菌した後であればいいのだが、何か食べた後とかではアウトになってしまう。

ぴぃは歯を食いしばって見守り、お姉ちゃんが帰った後に一生懸命に拭く。

時間がおけば大丈夫と思ったものはそのままの状態で一定期間放置する。

だから昨日も、前のように歯を食いしばって見守り、帰ったあとは不安を紛らわすためにiPadでお気に入りのゲームをすぐ始めた。

すると、お酒がすすんでいたパパが突然ぴぃに絡みだす。

ゲームに集中したいぴぃは返事を曖昧にしたことで感じ悪くなってしまう。

すると、深酒になった時は要注意のだる絡みが始まる。

どこまで覚えているのか、これがなかなかくどくて長い。

そのうち「風呂はいつ入るかを言え、何分後に入るのかを正確に言え!」ととことん追い詰め始めたパパ。

私がパパに早く寝るよう促しても振り払う、そして余計にくどくなる。

ぴぃの状況がわかる私は、今はやめてよという思いで口を挟まずにいられなかった。

私が口を挟むと決まって逆上し、ドアを開閉する物音を大きくたてたり、大きなため息をついたりして、あからさまに怒りをあらわにしてふて寝する。

その後ぴぃは泣きながら風呂に入る。出てきたと思ったらまた入る。

ほらね、落ち着けていたはずのミッケがまた顔を出した。

お風呂で大泣きしているぴぃに気づいてパパが渋々謝りに行く。

パパ「なんか、ごめんな」

ぴぃ「パパのせいじゃないの、ミッケなの。」

またため息をついてパパは自分の寝床へ行く。そんなパパに、

私「ぴぃがゲームに集中している時は自分なりにミッケを鎮めてる時だから。今日は特にお出かけして疲れてたと思うし、そのせいでミッケを回避しづらくなってるんだから、あんなに畳み掛けて追い詰めないであげて。」

パパはさらに不貞腐れる。

このタイミングで言わなくてもいいとは思ったが、言わずにはいられなかった。

でも、今日はパパもパパなりに頑張ってくれていた日なんだ、と思ったら、やっぱり少し複雑な気持ちになった。

朝の掃除機、毎日のお茶碗洗い、それ以外のおうちのことをやるようになったパパ。

だからと言って私は何もしていないわけではない。

でも、自分はやることやってる、自分だってやることやってる、っているバランスのとり方をしちゃだめだ。

パパの中では、やらされているじゃないにしろ、やってあげている感覚は少なからずあると思う。

だから、ストレスと感じていることも少なからずあるんだと思う。

私だってこれまでおうちのこと1人でやってきたけど、やってくれる人がいないからと、ストレスでしかなかったんだから。

以前パパは私の友達に向かって、「頑張ってやってるのにママに感謝されない」と全国の妻たちが言いそうなことを妻の私より先に言っていた。

パパよりは伝えていたつもりでいたけど、伝わってないんだな。

やってもらって助かってるし、ありがたいなって思っている以上、感謝の気持ちをしっかり伝えて満たしてあげないと、こうしてストレスがぴぃに向かってしまうっていうことが、よくわかった。

それからはちゃんと主体的になって、ぴぃが落ち着くまで付き合って、笑って眠りに着くまで見守った。

いつかちゃんと、パパと話そう。お酒が入ってない時に。

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