仕事選びで大切だと思うこと。
みんな自分のように色々悩んでるのかな、、、。と再就職後の通勤時、吊り革に手を伸ばした時の写真です。
今回は自分の振り返りと共に仕事選びについて思うことを書いてみます。
仕事選びをする上で、
自分の仕事に対する理念やこだわりをはっきりさせることが仕事選びに大切なことだと思います。
社会人になって、脱サラして、パン職人になって、帰国して、その後の仕事選びを振り返って、とても思います。
僕の場合、やりたいこと、関わりたいと思っていたのは、
健康的で、
人の役にたつ、
食事という誰もが生きるために必要な手段で、
良いものを、
偽りなく、
ありのままに、
知ってもらえて、
楽しんでもらえる。
どれかに当てはまるような仕事を見つけて、パンを焼ければ帰国後の生活は満足できると思っていました。
そんな自分の仕事に対する理念やこだわりと合う会社があれば良いなって。
これは人によって、
お金が良いから。
福利厚生が良いから。
週末休みだから。
世間体的に無難だから。
とか、実際生活してストレスになりそうことを考慮して仕事を探すのは、もちろん良いと思います。
僕の場合は、自分の掲げる理念やこだわり全てに当てはまらないとダメでした。
理念やこだわりのどれかに当てはまって、落とし所を見つけた自分の中の折衷案というのが、
生きるための妥協。
と思えてしまって、働いてみて悩んでしまったんです。
(これは性格の問題ですね。。。)
そんな悩みを抱えたりはしない方が良いに決まってます。
そして、
仕事選びをした後、
何よりも、何があっても、一番は、
心を失わない。
これが大事だとは思います。
衣食住
総合的に自分が一番、自分らしく過ごしやすい仕事は何かを考えて、仕事を探すことが大切だなと思います。
僕は再就職先で(決して、勤めさせていただいた会社のせいではなく)、
・パンを作る構想がなくなった(ワイン屋さん)
・休日出勤で生活のバランスが保てなくなった。(食品広告会社さん)
・自分の大切な無形財産を否定された。(日本のパン屋さん)
という、理念やこだわりから外れるというか、自分の思い描いていた生活をできなくなった。
想定外の出来事に対応しきれず、悩み、心を失いました。
自分の中では当時の頭で限界まで悩んで、悩んで、リスクもなく安定した生活を送るための仕事と絞り出して選んだはずなのに。。。
考えが甘かった。自分のせいとも振り返ります。
働かせくれた会社の皆さんにも申し訳ないと思う気持ちも。
いずれにしても、自分がやっていること、仕事へも関心がなくなってしまいました。
終いには、
自分のために誰かを利用しなきゃ、この思いと境遇がプラスマイナスゼロにならない。
、、、
やばい頭の回転をするようになっていきました。
悪い考えに頭が支配され始めていると感じました。
仕事の対価でお金を頂いている前提も含めて、
自分の理念のこだわりに何か当てはまって選んだ会社での仕事なのに、
仕事に関心もなく、誰かの喜びにつなげようとする仕事、姿勢を失っていました。
人への感謝やねぎらいがなくなっていたと思います。
仕事よりも自分の描いていた生活が送れない苛立ちと焦りばかりで心が追い込まれるようになってしまいました。
こんなはずじゃなかった。
(こんなもんだよ。と今なら言いたいですね。。。)
オーストラリアに戻った方が自分らしくて良いのかな。
(人に迷惑ばかりかけたのに、また迷惑かけるのかと叱りたい思いつきの発想です。。。自分らしさってなんだよとも。。。)
どんどん心の中が整理できなくなって、悪循環していたと思います。
それのどれもこれも、
自分の仕事に対する理念とこだわりにしっかり合っている会社かを確認せずに選んでしまった
が原因だったと思います。
選んだつもりで、寄せていってしまった感は自覚しています。
ここでまた断れば、次良い縁があるかもわからない。。。
そんな心の隙というか、仕事を決める際の欲というか、妥協が少なからずあったとは反省しています。。心の弱さかなとも。
僕はそんな経験をした上で最終的に、
自分の全て理念とこだわりを通して生活できる、自分で自分のお店を開いてパンを焼くこと。
それが健康的で健全だなと至りました。
そんな遠回りで今ですw
こんな自分の経験は、他の人には経験したくないと思っています。
せっかくの人生なので、できる限り毎日楽しい方が良いです。
自分の人生は、自分だけの物語なんかじゃなくて、その時に一緒にいる人達との間にある大切な時間です。
せっかくなら、みんなと楽しく過ごしたいですよね。
そうなるためには、まず、自分が一番楽しまなきゃです。
会社の理念と自分の理念が合っているか、ズレていても、自分の中でしっかり咀嚼できるか、ちゃんと割り切れるかを考えておくのは大事だと思います。
それぞれの人のこだわり、ライフスタイルはあるけれど、1日の時間のほぼ大半を費やす仕事は大切です。
自分もパン屋を営む未来のために、自分であり、お店の理念にあった場所やパン作りをしていきたいと思っています。