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味岡伸太郎の表現活動は、自然を主題にした美術、タイプフェイス、タイポグラフィを主にした…

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味岡伸太郎の表現活動は、自然を主題にした美術、タイプフェイス、タイポグラフィを主にしたグラフィックデザイン、建築デザイン、書、陶芸など多方面にわたります。その種明かしのようなnoteを書籍やブログで残しています。種がもっとよく分かる書籍とあわせてご紹介します。

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    そう84号「車」 2024年9月10日発売

    叢 84号キーワード「車」---季節毎に年4回発行 季刊誌「そう」出版社のある愛知県の東三河エリア(静岡側)と、周辺地域にエリアをしぼり、この土地ならではの風土を感じる話題を集めていますこの雑誌の特徴は、エリアで絞った情報をさらに「漢字一文字」でしぼっていることそう 84号の漢字一文字は「車」三遠南信エリアから「車」のつく話題を集めた一冊です>> 車花・貨物車・山車・自転車預所・軌条車・水車・転車台・車神社・赤車海老・車返し ~ 特集:愛車満載 ~詳細:http://www.h-n-a-f.com/sou-hakkou-folda/sou84.html限られた地域の話題を漢字一文字で縛ると、ジャンルは多岐にわたり、表に出にくい話題にもスポットがあたります。ひとつ読み始めたらもうひとつ読んでみたくなる、読み増した後にはたぶん読み返したくなる。読んだ先まで興味を繋ぐ一冊です。自分の好みにとどまらない、知のきっかけを是非みつけてください。----叢 (そう) はくさむら草の根の生きた美しい文章を四季ごとにお届けします【 季刊発行 】 春 3月10日 夏 6月10日 秋 9月10日 冬 12月10日※ 送料無料で季節ごとにお届けしていますhttps://www.sou-online.com/subscription/※ ふるさと納税の返礼品としてもお取り寄せいただけますhttps://www.furusato-tax.jp/city/companies/23201/22519※ お住いのエリアに関わらずぜひ手におとりください
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    三河の広告(はるなつあきふゆ叢書)

    広告は世につれ世は広告につれ広告コレクター佐溝力氏の膨大なコレクションの中より三河に関わる広告を集大成--------もっと昔、庶民が何を考えていたのか、どういう思いで暮らしていたか、世相がどうったのか。そういうのを探るのに広告は都合がいい。人々が欲しいもの、欲望を映す。その広告が出た当時、こういう思いをしていたのかと、時代を思い巡らし想像する。 --------ものを集めても独り占めして愉しむのではなく、そものが喜ぶ方法で集め、みんなに見てもらいたい。充実させて残したい。という使命感はある。 ~ 三河の広告 インタビュー記事より 佐溝力 ~--------引札が魅力的なのは、琺瑯看板もそうなんだけど、そこにある文字や絵のレベルが高い。今のデザイン業界が参考にしても勉強になるくらいレベルが高く、デザイン面でも有効な資料になる。社会の問題だけでなく、造形として評価できる。引札の絵は世相を反映するだけでなく、有名な人が描いていたり、印刷も当時の最高水準で刷り上げている。~ 三河の広告 インタビュー記事より 味岡伸太郎 ~--------https://www.sou-online.com/hnaf/sousho/koukoku/
    ¥3,300
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    Typodarium 2025

    Typodariumタイポダリウム日めくりカレンダー2025出版:Hermann Schmidt(ドイツ)----------------------毎日異なるフォントで365日の日付が表示される日めくりカレンダーです一日ごとに異なるフォントは、41 か国の 357 人のデザイナーによってデザインされています2025年2月10日は、季刊誌「そう」の記事タイトルにも使われている「方眼」フォントの1ページですHOUGAN >>https://www.sou-online.com/sou-online/hougan-ajiokashintaro/ページサイズ:W8.5 x H12.0 cm専用ボックス入り:W9.7 × H13.0 cm
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    そう84号「車」 2024年9月10日発売

    叢 84号キーワード「車」---季節毎に年4回発行 季刊誌「そう」出版社のある愛知県の東三河エリア(静岡側)と、周辺地域にエリアをしぼり、この土地ならではの風土を感じる話題を集めていますこの雑誌の特徴は、エリアで絞った情報をさらに「漢字一文字」でしぼっていることそう 84号の漢字一文字は「車」三遠南信エリアから「車」のつく話題を集めた一冊です>> 車花・貨物車・山車・自転車預所・軌条車・水車・転車台・車神社・赤車海老・車返し ~ 特集:愛車満載 ~詳細:http://www.h-n-a-f.com/sou-hakkou-folda/sou84.html限られた地域の話題を漢字一文字で縛ると、ジャンルは多岐にわたり、表に出にくい話題にもスポットがあたります。ひとつ読み始めたらもうひとつ読んでみたくなる、読み増した後にはたぶん読み返したくなる。読んだ先まで興味を繋ぐ一冊です。自分の好みにとどまらない、知のきっかけを是非みつけてください。----叢 (そう) はくさむら草の根の生きた美しい文章を四季ごとにお届けします【 季刊発行 】 春 3月10日 夏 6月10日 秋 9月10日 冬 12月10日※ 送料無料で季節ごとにお届けしていますhttps://www.sou-online.com/subscription/※ ふるさと納税の返礼品としてもお取り寄せいただけますhttps://www.furusato-tax.jp/city/companies/23201/22519※ お住いのエリアに関わらずぜひ手におとりください
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    広告は世につれ世は広告につれ広告コレクター佐溝力氏の膨大なコレクションの中より三河に関わる広告を集大成--------もっと昔、庶民が何を考えていたのか、どういう思いで暮らしていたか、世相がどうったのか。そういうのを探るのに広告は都合がいい。人々が欲しいもの、欲望を映す。その広告が出た当時、こういう思いをしていたのかと、時代を思い巡らし想像する。 --------ものを集めても独り占めして愉しむのではなく、そものが喜ぶ方法で集め、みんなに見てもらいたい。充実させて残したい。という使命感はある。 ~ 三河の広告 インタビュー記事より 佐溝力 ~--------引札が魅力的なのは、琺瑯看板もそうなんだけど、そこにある文字や絵のレベルが高い。今のデザイン業界が参考にしても勉強になるくらいレベルが高く、デザイン面でも有効な資料になる。社会の問題だけでなく、造形として評価できる。引札の絵は世相を反映するだけでなく、有名な人が描いていたり、印刷も当時の最高水準で刷り上げている。~ 三河の広告 インタビュー記事より 味岡伸太郎 ~--------https://www.sou-online.com/hnaf/sousho/koukoku/
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    Typodariumタイポダリウム日めくりカレンダー2025出版:Hermann Schmidt(ドイツ)----------------------毎日異なるフォントで365日の日付が表示される日めくりカレンダーです一日ごとに異なるフォントは、41 か国の 357 人のデザイナーによってデザインされています2025年2月10日は、季刊誌「そう」の記事タイトルにも使われている「方眼」フォントの1ページですHOUGAN >>https://www.sou-online.com/sou-online/hougan-ajiokashintaro/ページサイズ:W8.5 x H12.0 cm専用ボックス入り:W9.7 × H13.0 cm
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最近の記事

使いたくなる書体は誰が創ってくれるのだろう

タイプフェイスに関わるようになって、既に四十年近くになる。 自らのグラフィックデザインで、若山牧水の短歌を組版する必要があったことが、その切っ掛けである。ところが、既存のタイプフェイスに納得するものがなかった。 日本の組版で使われる文字の約七割は仮名、それも大部分は平仮名で、短歌ならばなおさらである。写植時代の漢字には、相当な完成度を持つものがあり、字種も画数も多く、デザインの可能性も少なかった。しかし、仮名には不満も可能性もあった。 そこで、着手したのが、数年後に、バリ

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    • 書とコンポジション

      絵画において、色や形態の量・数・位置を自由に移動・増減し、これ以上動かすことのできない全体としてまとめ上げることでをコンポジションという。 その前提として自我の存在がある。作品の姿は、作者の中に既にあり、それ故に飽くなきコンポジションの果てには必ず真理に到達するという信念である。 戦後、コンポジションの概念は批判されるが、現代美術の根底に常に自我の存在を認めることに変わりはない。 かたや「書」における空間とはどのようなものか。 「書」とは文字を書くことで成立する。 当た

      • 広告は世につれ世は広告につれ

        明治から大正初期に配布された現在のチラシにあたるのが引札。 引札は美しい。 美しいが故に長い時に耐えて残され、現代の我々の目を引き付けてやまない。 もっと昔、庶民が何を考えていたのか、どういう思いで暮らしていたか、世相がどうだったのか。 そういうのを探るのに広告は都合がいい。 人々が欲しいもの、欲望を映す。 その広告が出た当時、こういう思いをしていたのかと、時代を思い巡らし想像する。

        • ロゴタイプ考

          文字の優先性ロゴタイプについて語る前にデザインにおける文字の役割について確認しておくことは無駄ではない。 もちろんその中にはロゴタイプもふくまれている。 デザインを成立させる造形上の要素は基本的には二つしかない。 一つは写真・イラストレーション等を含んだ意味でのイラストレーション。他の一つは、文字つまりタイポグラフィである。 イラストレーションはイメージを伝える役目を、そしてタイポグラフィはメッセージを伝える役目を果たすことで、魅力的で、説得力のある表現が完成する。 サ

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          垂直考

          細長い物体を垂直に立てる。それらの多くは自立しない。立つことはできても、その状態を長く保つことはできない。自立できないものをいかにして、垂直に立て、安定させるか。 垂直に立てようとはしているが、そのことに格別な意味はない。そもそも垂直に立てることは目的ではない。それが水平であっても、また、それ以外でも、なんら支障はない。これまで同様に制作の都度、選択すればよいことである。しかし、その選択がなければ、何事も始まらない。 それは、目的ではないが、制作の動機ではある。 垂直に立

          一つの二股を持つ円柱の2等分

          一本の枝を二つに割る。 それぞれ向きを変える。 次に同じような枝を四つに割る。 やはり、それぞれの向きを変える。 いずれの場合も頂点を結ぶと正方形になる。 それがどうしたと言われても困るし、 くだらないと言われれば二の句はない。 美術家の心の中に美を創り出せる力が秘められていると、疑いもなく信じることのできた時代もあった。 人が自然を無制限に、あるいは反省もなく利用することが傲慢や思いあがりとは思わずにすむ幸せな時代でもあった。 そして今、我々の時代の何人かは個人性の

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          二つの二叉による三つの支

          行為はどこまで減ずることが可能だろうか。 思いを込める量と結果が比例するとは限らない。 二つの枝を手に取り、糸でくくる。 それでも、いつの日にか、 手に取った枝をそのまま自信をもって、 そのまま提示してみたい。 俳句同人誌 景象(No.35) 表紙のことばより

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          組成 -System -

          二物体間の万有引力は弾力の積に比例する 均衡する弾力と重力は交叉する 磁場は収束に反応する 石を支える枝を支える円 表面の体積は側面となる 引力は三角点に着地する 交叉は直立する 直列する重心と支点は直交する 従属は螺旋を穿孔する 引力は落下を支える 等分は分割され順列となる 集積回路は交

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          無人駅[飯田線]

          飯田線は豊橋駅と辰野の駅を結んでいる。 全JR路線中、収支ワースト三位という試算もある超ローカル線である。 駅数は起終点駅を含めて九十四。本誌「そう」が取材対象とする豊橋から天龍村間に限ると四十四駅。 その内、有人駅はたった七駅。無人駅は現在三十七駅に及ぶ。 開業時からの無人駅は、辰野方面から為栗、鶯巣、向市場、相月、早瀬、上市場、出馬、池場、柿平、江島の十駅を数える。 これらの駅はその後の過疎などではなく、もともと住民が少なく、その後の人口増も見込めず、駅員配置の経費を

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          飯田線の駅案内標に残るノスタルジー

          ホームの駅案内標の書体が目に入った。 漢字と欧文が豊橋出身の故林隆夫らによるサイン書体「JNR-L 1」である。 最近、私のJRの利用は殆どが新幹線に限られるため、駅案内標に使用されている書体は、ほぼ「ゴナ」や、「新ゴ」が使われていると思い込んでいた。 JNR-L 1 飯田線で見た「JNR-L 1」は、昭和五十五年ごろに、タイプディレクターに石川忠・佐野稔・林陸夫、デザイナー小芦重行によりデザインされたサイン用書体「サインGB」が、国鉄採用時に角を丸くリデザインされ、東

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          美を失うことで 我々は祭りを失う

          季刊誌「そう」56号(2017年9月10日発行) 文: 味岡伸太郎 私は平成十二年に東栄町古戸の花祭りを取材し「神々の里の形」を上梓した。この本の主題は祭りを彩る様々な形の美しさだった。 「美」を求める人間の本能 花祭りの祭場は、「切り草」と呼ばれる色とりどりの和紙の切り紙で飾り立てられている。私の関心は、その「切り草」の美しさから始まったが、次第に、色や形という直接的なものだけでなく、祭りには総合的な「美」の存在が不可欠なのだと思うようになった。 つまり、祭りに「美」

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          折り紙から生まれた舞「神座」

          私が演出と舞台衣装を担当した「神座」という舞踏がある。  この「神座」は、その頃、形が生み出される原理を学ぶために続けていた「折紙」による習作が元となっている。  それは、四角い紙を無造作に潰したものをプレスし、台紙に定着させるというものである。元は黒い紙を使用したが、その内に、表裏で色の異なる紙を潰しだした。その結果を見ていると、歌舞伎の「暫」の一場面に見えてきた。  そこから、布で正方形の袋を作り、それを衣装として、その中にダンサーが入って舞うという舞踏を思いついた

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          「面白さ」をことさら求めるのは面白くない

          「面白さ」をことさら求めるのは面白くない。しかし、結果として造形的な面白さがなくては「美術」とは言えない。と常々思っている。 分岐を立方体の内側に持つ12の線分 そこで「一本の枝から枝分かれする細い枝を12本切り取る。 そして、切り取った部分から、それぞれ25センチメートルを残して再び切り取る。 25センチメートルの理由は、それぞれの枝に、枝分かれが必ず一つ残るように切るためである。 その枝を、立方体が形づくられるように順に両端を縛っていく。枝分かれは必ず、立方体の内側に

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          Straight Line あるいは線庭

          2012年、正月早々、「現代美術展 in とよはし」の準備に追われていた。 会場の豊橋市美術博物館が建つ、吉田城趾(豊橋公園)の一画には、その歴史を物語る石が多数残る。あるものは石垣の一部、兵舎の門扉と想像できる切石がある。どこで使われたのか蹲や、2頭のライオン像まである。それらを美術館の前庭から裏庭まで約100m、館の中心を貫き、一直線に並べようというプランの作品だ。  芸術は自己表現である。そこで問われるのは独自性であり、個人性である。自ら加工した石はかけらもない。そ

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          Fig drawing

          1978年制作の作品である。28歳、35年も前の制作だ。 別々に書いた、約60cm正方のパネル12枚を構成したもの。 長い間、バラバラで保存していたが、豊橋市美術博物館に収蔵されることになり、額装していただいた。美術を意識して制作しだした最初の作品である。  「美術に係わることでデザインが大衆に迎合しない。デザインに係わることで美術が社会との接点を見失わずにすむ。美術とデザインの斜面が造る山の稜線上を歩け。どちらへ足をとられても谷に落ちる」今もデザインと美術、二足の草鞋を

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          【味明】味岡伸太郎 見出し明朝体

          明朝体考明朝体には特別な思いを抱いてきた  印刷物のデザインを通して、グラフィックデザインはコミュニケーションの手伝いをする。伝えなければならないメッセージは文字を使うことになる。文字とどのように関わるかは、デザイナーとしての生き方そのものである。  私は、本文用はもちろんだが、特に見出し用の明朝体には特別な思いを抱いてきた。古い活字の時代の性質を生かした新しい見出し明朝体制作の歩みは、私のデザインの歩みとも重なる。  1975年、郷土の写真家山本宏務氏の「奥三河のまつ

          【味明】味岡伸太郎 見出し明朝体