映画の話345 アンタッチャブル(再び)
アル・カポネと戦う刑事の姿が描かれています。カポネと戦うということは、腐敗した味方とも戦うことを意味していて、逆らうことは相当難しかっただろうと思います。カポネ役のロバート・デ・ニーロの演技のすさまじさと、一方でショーンコネリー、ケビン・コスナーのいかにも正義漢な毅然とした演技のぶつかり合いが最高でした。
家族を守りながらカポネを追い込んでいく緊迫感、孤軍奮闘で正義を守り抜こうとする姿は、いつの時代にも普遍的に価値あることだと思いました。そして、何が正義かわからないクレームや炎上やひたすら叩き合う不寛容な現代社会の中で、法治の意味をもう一度考えるべき時かもしれないと思いました。
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