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映画の話145 ハンニバル・ライジング

 『羊たちの沈黙』、『ハンニバル』のレクター博士が、なぜカニバリズムへと傾いていったのか、その前史が描かれた映画です。期待を裏切らない、深く、重いストーリーで、ひと言で表せないところが素晴らしいです。叔母に当たる「ムラサキ」という日本人女性との絆も、ただ残忍なわけではない若き日のレクター博士の様子がわかって味があります。
 スピンオフや前史のようなものでも、単独の作品として十分楽しめるところが良いと思いました。

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