映画の話143 ヒッチャー
どこまでも追いかけてくるという点では『激突』と同じか上をいく映画だと思いました。警察署まで襲撃してでも追いかけてくる執着心は、初めて観た時は恐怖しかありませんでした。サイコパスやストーカーといった概念がまだ社会的に認知されていなかった当時、こうした執着の塊のような異常な人間の恐怖は珍しかったと思います。
まっすぐな誰もいない一本道で、車を停める人が、どんな人で、何を考えているのかわからない、そして犯罪に巻き込まれるというよりも、犯罪を犯させようとするその不安や恐怖は、現代にも通じていると思います。
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