ゲームをやる人
ゲームの世界というのは私は無知すぎてなんとも語ることはできないのだけど、それでも全くやったことがないわけじゃなく、私なりに思うところがあるので、ふとゲームについて書いてみたいと思った。
私は子どもの頃から自分用のゲーム機というのは持ったことがない。ゲーム機に触れた経験としては、年の離れた兄の持っていたファミコンを遠く眺めたことか(兄はやりすぎて親に没収され、それ以来隠れてやる様子しか見たことがない)、従妹がゲームボーイを持っていたのをちょっとやらせてもらったことがあるぐらい。(今の若い人たちはゲームボーイは知らないのかな…興味ある方は、こちら↓)
あまりにもやったことがなさすぎて免疫がなかったからか、初めて触るゲームボーイでスーパーマリオをやってみたら集中しすぎて気持ち悪くなり、その後吐いた記憶しかない(笑)。
あとは、小4ぐらいのころかな、当時はまだ珍しかったパソコンを父が入手し、そこになぜかテトリスを入れてくれたので、それはパソコンでよく遊んでいた。テトリスは…今もあるのかわからないけど、やっぱり図形・空間感覚とかを養ったり、手順を考えたりする練習にもなって、いいゲームだな、といまだに思う。
いや、ゲームで何かを培う、という考え方自体がそもそも間違っているのかもしれない。大学時代に、眠い目をこすりながら夜中にゲームをやっている男友達に「ねえ、ゲームってなんでやるの?」と聞いたら「え?そんなこと聞くもんじゃない」と言われたことがある(笑)。まあ、ゲームなんて理由なくやるもんだよ、ということなのだろう。
それと同じか違うかわからないのだけど、同じく大学時代に「活字中毒」と自称している友人がいたが、その子曰く「なんてことはない、適当な文庫」でも読まないと寝れないというか、何かを読まないと落ち着かないらしく、どんなに疲れていても眠くても、何か読んでから寝るらしい。
私は、本とかは、何か情報を得るためか、物語やエッセイだったらその作者が作り出す世界に触れる・浸るために読む感じがあって、もっといえば、読むものすべて、自分と向き合うきっかけにしてしまうところがある。だから「娯楽」みたいな感じじゃない。我ながら、なんて疲れる人だろう…(笑)。
もし私がゲームをあれこれやる人だったら、なんか猛烈に、目標持って、自己分析しながらやっちゃうだろうな…。
だから、ただ単純にいろんなことを娯楽としてできる人が、ちょっとうらやましかったりもする。
そんな私でも、大人になってからもたまにやるゲーム、というのがあった。パソコンに入っている、いわゆる「ソリティア系」だったり(普通のソリティアよりも、スパイダソリティアはいろいろ思案するところがあってわりとおもしろい)、結婚してからなぜか夫が「クラシックミニファミコン」とかいうのを買ってきたので、それをたまにやることがあった。
これ。
(現在は生産終了してるらしいです。だからめっちゃ価格高騰してる…)
ちなみにこのミニファミコン、ってやつは、昔ながらのファミコンの形を小さく模したかわいいやつで、30ぐらいのゲームが内臓されていて、画面も昔ながらの2D風で、なつかしさ満点な感じ。といっても、もともと私はやったことのないものがほとんどでそんなに興味もないので、テトリス風の「ドクターマリオ」だけ遊ぶことができた。
それにしたって、、なんでもムキになってしまったり、集中してやりすぎてしまうのが私だ。ドクターマリオなんて夜通しやってしまったこともあるし(あほすぎる)、やりすぎてやっぱり体がガチガチになったりもした。
それでも、時間が空いたときにはまた自動的にゲームに向かおうとする意識があったり、ゲームをしていないときでも、頭の中でゲーム画面が延々と続いたりすることがある。これが、ゲーム脳とか、アドレナリンってやつなんだろうか。また報酬を求めて、ゲームクリアしたときの快感物質を求めて、ギラギラしてくる。
そう思うと、ああ、何のためにやってるんだろ、、これをやって何になるんだろう、時間の無駄だ、体も疲れるし…と思って、もうやめよう、と思う。
でもなんとなくまた、手持ち無沙汰になると、やりたいな、やってみようかな、なんて気持ちになる。
でも、なんとなく思うんだけど、ゲームやる人たちは、こういう感じじゃないんだろうなあ。もっとうまい付き合い方をきっとやってるんじゃなかろうか。
そしてもう最近はスパイダソリティアもドクターマリオもほとんどやらない私なのだけど、娘が学校からこんなイベントのチラシをもらってきた。
へええ、、やってみる?と娘に聞いたらやってみたいとのことで、WEBから挑戦。例のごとくムキになる私。娘より必死。娘が学校に行っている間も、なんとか攻略法がないかと研究。やりすぎだろ、私…と自分でも思う。何のためにやってるかって?娘のためじゃない。え、攻略したいから、、ただそれだけ。。
これがどの程度算数や数学の力を高めるのかよくわからないが、やっぱりチェスなり将棋なり、こういう問題は、推理、分析、論理的思考力、先を読む力が高まるのは確かな気がする。
もともと論理パズルみたいなのとか、数学とかが好きだからかな、だからそういうゲームが好きで、集中しちゃうんだな、私は。でもこれは10分間という制限時間があるので、強制的なゲームオーバーがあるからキリを付けられる。ありがたや。
考えてみれば、私はRPG的なものはやったことがなくて、そこに何の興味も沸かないのは、そういうわけなのかな(数学的なものの方が好き)、と改めて。
ちなみにこの「MATH やらまいか」のイベント、うちは地元なので小学校全体でチラシを配られているようですが、対象に制限はないようなので、ほかの地域の子どもたちにも周知されてるのかな?
高得点者のリストを見ると、私にはとてもこんな点数取れない…と慄いてしまうのだけど、頭いい、ていうか計算速い、ていうか、それ以上にもうひらめきなのか天才的なのかすぐに答えを導ける人たちがたくさんいるんだなと感服してしまう。まあ、戦略法がいくつかあるのはわかってきたので、それをPCとかでプログラムすれば、解きやすくなるのは確かなんだろうけど、本選ではそういうのは使えないだろうし、やっぱり頭で瞬時に計算できる子たちが残っているんだろうな、きっと。
そんなこんなで、なんのオチも結論もないですが…ゲームから自己内観、的な話でした。