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いのちのきのみは迷ったあげく、だいたい主人公に使うタイプの人と友達になりたい

ドラクエとか、RPGというジャンルのゲームってキャラクターのHPの采配が大事ですよね。

HPの総量は決まっていて、そこを超えるダメージを受けたらしぬ。
12しかないHPで、4のダメージを受けたときにもう回復しておくか、8ダメージまで様子をみるか、回復のタイミングは個人によって違うけれど、受けるであろうダメージを予測できれば、「死なせずに戦い、そして勝つ」ということを無意識にやっていけます。

リアルでもこういうことができたらいいんですが、なんせリアルは自分のHPやダメージの数値が可視化されません。だから、受けるダメージも予測しにくいし、どのタイミングで休息するかってことが非常にわかりにくくなってるんですね。

だからこそ、自分の最大HPのめやすっていうものを自分なりに把握しておくことが大事。はっきりとはわからんけど、こういう症状が出てきたら「あ、いま黄色(※最大HPのだいたい半分)やな」とか、こういう症状が出てきたら「あかん、もうこれ(※最大HPの1/4)やわ。しぬしぬ」とか、自覚できたらいいなって。


HPが減ってくるとどうなる?

ゲームでは、HPが減ったって、攻撃力も防御力も下がらないし、その他パラメータには影響しません。でもリアルでは、HPが減ると、他のパラメータものきなみダウンすると思っています。

やる気:よし動こう!と思える気力
判断力:物事を的確に把握し、決定する力
やさしさ:相手のことを想ってできる言動
魅力:自分の外見含む、かもしだす人間力

ぱっと思いつくだけでも、これらは、HPが減っていくと一緒に減っていきます。逆に、イライラ(他者への攻撃性)・いじけ度(物事を明るく考えにくくなる)・抑うつ感(楽しくなくなる)などは反比例して増えていきます。

ちなみにわたしは、

「なんか、自分、いま、いやな人間だな」

って思ったら、休むタイミングにしてます。

こういうサインって人それぞれだと思うんですが、わたしの場合はHPが減ると如実に攻撃性パラメータが爆上がりするんですね。すーーぐ人のことを傷つける言動が増えます。あかん。ほんまにあかん。

さっき、こちらの文章を読んで、「無自覚に暴力をふるう加害者」というというのがそのまんま自分すぎて、地べたに額をこすりつけながら今これを書いています。

たとえ無自覚であろうと、人に暴力をふるっては絶対にいけないので、わたしは自分の攻撃性を自覚したら、自分を休ませるタイミングだと思っています。

人によっては、攻撃性が自分に向かう人もいると思うので、めっちゃお酒飲みたくなったり、過食や拒食になったり、だれとでもセックスしてしまったり、とにかく自分をあんまり大事にできてない行動に出てしまうようになってきたら、やっぱりそれもHP減ってるかもしれないって思います。

HP黄色で回復できたらいいんですけど、赤までいくともう、たぶん、毎日になんの感動もありません。欲もうまれません。

素敵な景色をみても心は動かないし、あれ食べたい!ていう食べ物も浮かばない。そもそもあんまりおなかもすかないし、なにしてても「超たのしい!!!」とは思えない。適当に話を合わせて、笑顔をつくって、なんとなくは人と過ごせるけど、一人になったら「しんど」ってなります。

もうここまでいくと、どうやって回復させたらいいかもよくわかんなくなってるかもしんない。「休む」が最優先なのはまちがいないんだけど、「休む」環境をつくるにも行動しないといけないから、その行動をとる気力も残っていないことだってある。


回復のタイミングによっては、回復しきれないこともある

ベホマってすごいんですよね。どんなにHPが一桁になってても、たちどころに全回腹するんですよ。え、さっきまで受けてた傷とかどうなったん??てまじで不思議。

リアルにはベホマはありません。だから、しかるべきタイミングで「なるべく効果的な回復」を狙っていくしかないのだけど、回復のタイミングが遅れると、回復効果そのものも変わってくるのがなんとも難しいなと思う。

なんでもそうなんだけど、ここらへんで手を打っといたらよかったのになぁ、もったいないってこと、多いんですよね。

ここらへんで対処しといたら長引かへんかったのに、とか、もしかしたらうまくいってたかもしれへんのに、っていう。もうここまでいくと絶対修復不可能やわとか、治るまでに相当時間かかるで……ってこと、ありません?

ゲームだと「効率」も大事だから、ベホマを使うMP7も節約したいし、なるべくギリギリになってるときにだけベホマ唱えたい。だけど現実世界でそれやると、もう絶対ベホマじゃなくってる。おんなじ魔法となえても、効果はホイミぐらいに減ってる。いやホイミネかもしれへん。

だから、回復の効果を最大限享受するためにも、身体がちゃんと回復するコンディションのときに早めにこまめに回復しよってことなんですよね。
赤になるまで回復を待つの、だめ絶対。


自分にとっての「回復」が何なのか考えてみる

わたし昔、リアルで白魔術師になりたいと思ってバリ島に行ったことあったんですがその話はまた今度。

わたしたちは回復魔法がつかえないので、一般人Aらしく、地道にそのへんのアイテムをつかって回復させていくことしかできません。

「やくそう」みたいな万能の草はないので、つかれたらまずお布団に入りましょう。ひたすら情報を遮断して、人間関係もせばめて、自分が笑ってたのしくコミュニケーションをとれる人、自分が好きだと思える人とだけ接して、なーーーんにもしない!これが回復方法です。

いやいや、そう言ったって、しないといけないこともあるし、そんなに遮断できる関係ばかりじゃないでしょうよ!ていうツッコミはあると思うんですけども、もうぜんぶ「しらんがな」でのりきっていこう。

だれがなにを言おうと、自分以外に大事なものなんてないんですよ。

自分の命、自分の健康、自分のたのしさ、自分のらくちんさ、自分の主張、自分の安全スペース、とにかくこれらを最優先にして、確保するところから、徐々に回復がはじまります。

これらを侵害してくるものは、いったん「遮断ボックス」にふりわけましょう。いまいらないです、その存在。さようならーってなもんです。

自分が回復してきて、余裕がでてきたら、もしかしたらまた「ちょっとやっぱ要るかも」って思えるかもしれないから、そのときはまた「ひさしぶりー」って会いに行けばいい。回復のコツは、まずはダメージをこれ以上受けないことなので、しっかり守りに入りましょうね。

ちょっとだけひまやな、とか思ったら、すきな音楽きいてもいいし、すきなゲームしてもいいし、すきな歌うたってもいいし、映画みてもマンガ読んでもお笑い観ても運動してもいい。あなたの「すき」で創られている世界は、どんどんあなたを回復してくれるはずです。

まわりに、「あのひと、たぶんいま回復中やな」ってわかる人がいたら、特になにもしなくてもいいと思うから、その人がのそのそこっちの世界にもどってきたときに「磯野~あそぼうぜ!」ぐらいの中島のノリで自然とまた仲良くできたらうれしいですよね。


そんなわけで、えみすけも、ちょこちょここまめに回復します。
モンハンライズたのしいよ。ティガレックス勝たれへんけど。

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えみすけ
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