
商業出版に至る道②『HSP強みdeワーキング』〜働くHSPさんが強みで輝く~2023年3/21発売
こんにちは。
そういう個と。代表の皆川です。
前回の投稿で、出版社さんとのあいだに意図の微妙な違いがあったときどうする?!という投稿をしました。
わたしの場合は、違和感が大きくなって筆がとまってしまってしまってどうしようもなくなったときのことを描きました。ミジメ感も勇気も未来への視点含め、どなたかを勇気づけるものであればいいなと思います。
商業出版というのはもともと本を挟んで出版社と著者が一緒にビジネスをしていきましょう、というものです。(無名の書き手の場合そうでない力学が働くのもまた当然ですが)
どちらが正しい悪い、というのはなくて、あるのはマッチングの妙だけなのかもしれません。
相性のいい編集者さんと会えるかどうか、そこがほんとうに大切なのだと思います。
で、その結果、どんな本を完成させたの?というのが
このシリーズを読んでくださるみなさまの疑問ではないかと思いますので
本の内容はどうなったのか?というところのご紹介をさせてください。
◆『HSP強みdeワーキング』とは?どんな本

HSPの本といいますと、これまで「生きづらさ」にフォーカスをあてた本が多かったと思います。
(それはとても大事なことだと私も思いますし、この本の中でも防衛反応がどうでているかを扱っています。)
生きづらさを克服しながら、HSPという資質を丸ごと強みに変換していくことが人生を進めるうえでとても大事なことだと思います。
そこで強みへのリフレーミングのヒントがつまった本を作ってみたいと思い、
強みの専門家としての知見と、
キャリアコンサルタントとして、
これまでにであった5,848名のHSPさんのお話をもとに作りました。
この本の中ではHSPであって、さらにあなたはどんな人?という強みの方向を見ていきます。
HSPである、という生まれつきの資質は、「背が高い」「太りやすい」くらい大雑把な特徴であって、その人ひとりひとりをもっと解像度高めて見ていったとき
洞察系HSP
共感系HSP
感覚系HSP
この3つの概念に行き当たりました。
それをお伝えしていたのは2019年当時からだったのですが
あまりに反響が大きくて、
みなさま「見方がかわって人生がかわった!」とおっしゃるので
本にまとめることにしたのです。
ご自身のHSPとしての敏感さが
どちらに向いているのか、
さらに明らかにすると強みがダンゼン人生を活かしやすくなります。
どのような本なのか、さらにご紹介させていただきますね。
◆誰向けの本?
・わたし、HSPかも。繊細さんかも。
・HSPな自分が弱くていやだ。もっと強く生まれたかった。
・「気にしすぎ」「心配性」「考えすぎ」ってずっと言われてきた。
・頭のなかで考えが止まらない。これもHSP?
・HSPだし会社や組織で働いていてモヤモヤする。この先ずっとここにいられる気がしない
・自分の強みを知って、もっと楽しく自由に生きていきたい。
そんなことを感じながら、社会で日々がんばっている方にお届けしたい本です。
◆読むとどうなりますか?
HSPって特性は強みとしても使えるんだ!ということが
ありありと納得できます。
そして社会のなかでどう活かしていこうか
会社でどう自分の居場所を作ろうか、
という明日に活かす素材として使っていただきたいです。
また、現在の職場で、または転職で、また起業やフリーランスの転向においても
今よりラクに成果をあげられるようになります。
「こんなに気にしすぎな性格に生まれたくなかった」
「もっと強く自分を鍛えなければ」とこの特性をネガティブに眺めているあいだは、自分の強みを活かせる視点に移行できないので、ラクに働けるようになりません。
◆目次





内容と各章の役割を解説します。
・1章 HSPって、本当はどういうことなの?(基礎理解)
・2章 HSPと非HSPの頭のなかの違い(人生の不思議の紐解き)
・3章 HSPの強みを見ていく〜全員に共通する強みとは(HSP強みの基本)
・4章 HSPとしての自分の強みを特定する (HSPである自分の強みを見ていく方法)
・5章 HSP強みを使えなかった理由、生きづらさの対処はどうしたらいい?(発達性トラウマや過敏性への対処)
・6章 社会で活躍しているHSPの具体例(未来へむけてのイメージング )
このような構成で書かれています。
目次をパッと見て、ワークが結構多いな!というのに気づいていただけるかと思います。
強みを説明するだけじゃなくて、「オンリーワンなあなたはどうなのか」を明らかにしていただくことを目的としています。
明日の一歩のイメージを掴んでいただけるのが本書の特徴です。
◆この本の特徴をもう少し
ご存じのとおり、HSPの特性はそもそも
HSP 理論創始者のアーロン博士が提唱した
D 深い処理
O 刺激過多=疲れやすい
E 人の気持ちがわかりすぎる=共感
S ささいなことに気づきまくる
の4つがすべて揃っていることがHSPである条件です。

本書のなかでは、O刺激過多という弱み特性だけをのぞいて
洞察系HSP(D)、共感系HSP(E) 、感覚系HSP(S)
とさらに3つのキャラにわけて
ご自身の強みをわかりやすく分類しています。
HSPというとかく「共感力が強すぎて、気にしすぎ、言えなすぎ」ばかりが取り沙汰されるきらいがありますが、
→共感系(3つのなかでも特に共感力の強さが特徴・感情労働・ホスピタリティ労働ができる)
ひとの気持ちの地雷を踏んでしまう、一見逆のタイプもたくさんいます。
本質的なことや物事の背景に関心があり「本質キャッチャーで冷たい人間だと思われている」タイプです。
→洞察系(3つのなかでも特に洞察力の強さが特徴・考えるチカラさん・思考労働)
また人のエネルギーや波動に敏感で、身体やインスピレーション、五感の察知力が強い人たちのタイプもいます。
→感覚系(3つのなかでも特に察知力の強さが特徴・考えるチカラさん・思考労働)
HSPデアル、ことを漠然ととらえずに、自分の敏感性の方向まで見ていくと世界がひらけます。
それをわかって利用すると、人よりもずっと成果がでるので
疲れずにラクに成果がでて、社会や組織のなかで自分の居場所をつくっていくのに役立ちます。
ワークで質問に答えたり書き出しをしてみるうちに、あら!自分ってこんな人なんだとわかることができる仕掛けも満載です。
◆生きづらい、への回答はあるの?
もちろんあります。
この本の特徴は、
ポリヴェーガル理論(神経生理)を基盤とした
生き物としての防衛反応として
生きづらさを紐解いていることです。
ポリヴェーガル理論は、耳慣れない方も多いと思いますが、
人間の危機反応がどうして起こるのか、
(人の気持ちに同調しすぎる、眠れない、過敏性〇〇、何も言えずに涙が出るなど、全ての生きづらさは神経が生命を守る仕組みで、もともと悪いものじゃありません)
人間の神経は社会的な交流によって調整されることなど、1994年にイリノイ大学のポージェス博士が発表してから、
世界中のトラウマを扱う専門家の間で大切に育てられ、現在では司法にも影響するほどの、
人間の仕組み解明となっています。
精神科の先生、心療内科の先生、心理士さんなど対人支援の方たちとこの3年ずっと臨床への応用をトレーニングしてきて、私もその効果にびっくりしています。(ご提供している「そういう個と。コース」は6ヶ月かけて神経の反応を変えていく=古くなって必要なくなった感じ方を手放していくので、社会への見え方そのものがラクになっていきます)
https://souiucoto.com/
「生きづらい」というのは幼少期からの、薄い心の傷がつみかさなった発達性トラウマであることがほとんどです。
HSPにとって特別なことではありません。みんながもっている少数派の宿命ともいえるものです。
親との相性などももちろん関係します。
発達性トラウマ、というと言葉がきつく聞こえてしまいますが、
心の免疫反応のことです。
「事件や事故にあってフラッシュバックが毎晩起こる」というような劇症(単回性ショックトラウマ)ではないものをさします。
自分のこれまで生きてきた道のりを、ダメなもの、治さなければならないものとしてではなくて、
過去を優しく見返し、神経の反応パターンを理解し、それをかえていくと生きづらさは解消します。
生きづらさは、性格ではない、
身体反応なのです。
そのメカニズムと方法についても、具体的に解説していますので「生きづらさ」から抜けて「強み」で生きていきたいと思う方のステップとしていただきたいと思います。
◆ポリヴェーガル理論(神経生理理論)として【生きづらさ】を、性格ではなく身体反応として捉える
特徴として、著者はキャリアコンサルタントで強みの専門家でありながら
トラウマについても専門トレーニングを受けており、
神経生理学の理論であるポリヴェーガル理論を土台にした人生観を持っています。
人間は感情を扱うまえに
いっこの動物なんですよね。
心の免疫反応をストーリーでみすぎると、出口なく巻き込まれて「ドツボ」にはまりますが
動物としての身体の反応を見ていくと
なーんだ、そういうこと?!と
スコーンと公平感、納得感が得られ、回復効果もあがります!
◆実際に職場の具体的な内容は含まれていますか
もちろんです。
具体的なイメージがわくような、事例が6章にたくさん載っています。
営業部 Aさん
企画部 Bさん
介護施設 Cさん
精密機械設計 Dさん
研究職 Eさん
契約社員+副業 ハイブリット就業 Fさん
の転職や、働き方やそれに合う強みを具体的に解説しています。
働き方から業種まで、
あなたにもきっと参考になる事例が見つかります。
そうなのか!HSPの資質をこんなふうに実際に活かしている人がいるのね。
と元気が湧いたら、それが明日への活力となりますように。
◆推薦の言葉
たくさんの敬愛する先生方に、愛ある推薦の言葉をいただき、感激しています。
浅井咲子先生より・・・「これまで悩んできた身心の反応が愛おしくなる、そんな暖かさにあふれた一冊です。」
日本のポリヴェーガル理論啓蒙の第一人者であり、公認心理師、神経セラピスト。
臨床の第一線で日々ポリヴェーガルを実践。数々の世界的トラウマ治療の本の訳者でもある。
※各本の画像をクリックするとリンクに飛びます






武田友紀さんより・・・多様なHSPの多様な働き方。自分に合うモデルがきっと見つかる。
ご存知「繊細さんの本」の著者。繊細さんは累計84万部以上売れた大ヒット作。公認心理師。
友紀さんとは、お互いにHSPの仕事をさせていただく前からの友人で、彼女が繊細さの美しさのようなものを、このように細やかに表現してくれたことで、今の繊細ワールドが確立されてきたと思います。友紀さんが書く、人の機微はすごいです。




田中潤先生より・・・・誰もが自分らしく働ける社会。そんな社会の実現の第一歩を感じさせられる本です。
キャリアカウンセリング協会トレーナー
日本キャリア・デザイン学会副会長
田中先生は、キャリアコンサルタントが日本で果たす役割を広め、国家資格取得に向けてがんばる方たちのトレーニングに日夜邁進してくださっているほんとうにアクティブで暖かい先生です。
日本の人事部という日本最大級のHRサイトにて酒場学習論という、タイトルの連続コラムを執筆されていました。。
キャリア理論や働く現場についての連載、ぜひご覧くださいね。
明日からの働く気持ちに、ほっこりと明かりが灯ります。

辻信一先生より・・・・HSPというレンズを通して、誰もが自分のうちなるパワーを見出す。希望の書だ。
文化人類学者さんで大学の教授でもある辻先生。
辻さんとお会いして、人生そのものが変わりました。辻先生の功績をわたしの未熟な言葉で語れるほどのもんじゃありませんが、
いつも「ゆっくりと、とお〜〜くまで」という言葉をいただきます。







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これから、わたしの活動を応援してくださっているみなさまにお礼の気持ちを込めて、
HSPみんなの日々が軽やかにふわっとよくなるをコンセプトとした
出版イベントを計画しています💌
出版の3月21日にぜひオンラインで集まりませんか?
武田友紀さん、浅井咲子先生のすっごい動画もともにプレゼント💌
どうぞそちらも楽しみにしてくださいね!