鬼瓦と魔除け
鬼瓦の基礎知識
屋根の棟(むね)のはしに置く大きな瓦であり、昔は魔よけのために鬼の面をかたどったものを用いたが、今はいろいろな意匠のものが存在する。また、建材としても重要な機能を持ち、屋根の棟を覆うことで、雨水の侵入を防ぎ、建物を保護する役割を果たす。特に、棟の両端に鬼瓦を設置することで、雨水が流れ落ちる際の水の流れをコントロールし、屋根の耐久性を高めることが期待できる。いわゆる雨仕舞いである。これにより、鬼瓦は単なる装飾品ではなく、実用的な建材としても重要な存在となっている。
鬼瓦は魔除け‼
文化的な面として「魔除け」「厄除け」の意味も持ち併せ持つ。
奈良市薬師寺の塔は、現存する白鳳時代唯一の建築とされている。
日本ではだいたい7世紀後半の飛鳥時代白鳳文化の辺りから、鬼の瓦を模した瓦が出現した。
参考: 北川鬼瓦HP『鬼瓦の変遷1』(2015年11月3日)
世界の魔除けギャラリー
新羅とは
古代朝鮮の国名。 西暦356から935年に及ぶ。
新羅と日本列島との交流は3世紀には貿易や小国間の外交が行われていました。
ゴルゴネイオン
招かれざる客を避けるために設置されると言われており、鬼瓦と関連性が見られます。これらシンボルは、メデューサの首と類型とされます。古代ギリシアの影響を受け中国大陸経由で変質し、日本でみられる鬼瓦も影響下にあるとされています。
オリンピア考古学博物館のゴルゴ 翼のあるゴルゴネイオンを模した青銅製盾(紀元前6世紀前半)
シーサー(しいさあ)
「しい」は「獅子」、「さあ」は「さん」を意味すると言わる。沖縄でみられ、名前の通り獅子を模したような像で、魔よけとして屋根などに設置される。
参考:小学館デジタル大辞泉・ 精選版『日本国語大辞典』
いかがでしたか?
今回は、お家の一部、鬼瓦について深掘りした。
鬼瓦やシーサーは、文化的な面として「魔除け」「厄除け」の意味も持ち併せていることが窺い知れる。
普段身近にあるものにも、歴史あり……!
アーカイブ
鬼瓦に水をつけるのは、火災除けの御守りである。家を守るために、古くから鬼瓦は魔除けや縁起物としての想いを込めて屋根に用いられてきた。魔除けとして、鯱や鴟尾など水を連想させるものを屋根の頂部に取り付け、火災除けとしていた。白の屋根に鯱鉾がついているのもそれに由来する。特に木造建築の多かった昔の日本は、火事が燃え広がりやすく、類焼を恐れたため、瓦屋根を採用し防火対策を施していた。その名残として、鬼瓦に水をつける習慣がある。
POINT:鬼瓦は火災除けの御守り・魔除け。
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