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家鳴りの不思議

割引あり

家鳴りってなに?

家鳴りは、室内で生じた原因不明の「コン」とか『ぴし」などの音を指すことが多いです。そのような現象は、原因は様々ですが、主に建材の温度差によって生じる収縮によって軋む音が出るようです。

※温度変化によって熱膨張率の異なる部材間生じた摩擦力を超えた時に発生する衝撃で、音が発生します。

伝承

日本で「家鳴り」に相当される現象が記録されたのは、日本書紀にまで遡ります。宮中の食事を管理する場所で、複数の釜が同時になる現象があり、それを不吉がるという描写があります。

『日本書紀』における記述
「宮中の大炊寮に八つの鼎(かなえ、※釜のこと)があったが、それがひとりでに鳴り、ある時は一つ鳴り、ある時は二つ、ある時は三つ一緒に鳴って、またある時は八つ共一緒に鳴った」

『日本書紀』天智天皇10年(671年)12月17日条

上記のような記述があります。このように、天皇の調理場において何か意味ありげなこととして記録されています。
このように、飛鳥時代から続く古い部類の怪異であるといわれています。



木造の住宅で家鳴りが起こる理由は、以下の原因が考えられます。

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