夏は夜が好き。冬は朝が好き。

夏のしずまった夜は涼しくて、コオロギなどの虫の声が心地よく聴こえてとても好き。
家の窓を開けると入ってくる風にのせて青々とした匂いがするのもとても好き。

車通りが少ないところだと、隣の家の声が聴こえてきて誰かが歌っているのが聴こえてくる。
たまに叫び声が聞こえてくるが、多分APEXをプレイしてうまくいかなくて叫んでいるんだろう。だって「ホライゾン（キャラ名）」って言ってたし。

あと、ベランダでタバコを吸っているとどこからかAVと思われる声が聴こえてくる。何のジャンル観ているんだろうか。私にもみせてくれ。

旦那がベランダでタバコを吸っていて戻ってきたやいなや「おい、AVどっかで観てんぞ」と報告してくる。「まじかよ」と私がベランダへ行くと音はしなくなっていて事後である。

私は何の話をしているんだろうか。

冬の朝はとても寒いけれど、その寒さのおかげでダイヤモンドダストが見れるのがとても好き。朝一、太陽が出て天気のいい時に見られる。冬の朝、カーテンを開けた時に見る雪景色も好き。ザクザクと音を立てながら、雪の上を歩くのもとても好き。

外は寒いけれど、あたたかい家に帰って来れた時の安心感はとても好き。ストーブをつけて部屋が温まるまで布団の中に旦那と入っていたりする。部屋が温まる頃には眠くなるけれど、その時間が私はすき。

冬の夜中はとても静かだ。お腹が痛くてトイレに行くととても切なくなる。部屋が寒い、トイレも寒い、お腹が痛い、温まらない、冷や汗なんてかいてみろ、身体が冷え切ってより地獄だ。何か悪いことでもしたのかなと思って、トイレでうずくまって「ごめんなさい」を連呼するのだ。何に謝っているんだ私は。

小さい頃に、「つらら」をペロペロと舐めていたけれど「自然のものだし、ここの場所のつららは雪が綺麗だから大丈夫」だなんて自信ありげにペロペロしていたがどのみち汚い事を大人になって知るんだ。ちなみにその理論から雪も食べていた。
そのおかげで今でも胃と腸は元気です。なんて事は無く、脂物を食べればイチコロにトイレへヒアウィゴーだ。

何の話をしているんだ私は。

そんな感じで田舎暮らしをしている私だが、毎年毎年飽きずにこの気持ちが来る事を願わんばかりだ。