お茶との出逢いと学び
東京茶丗SOUです。
皆さまに東京茶の美味しい淹れ方をはじめ、
お茶にまつわる四季折々のお楽しみ情報等を配信しております。
お付き合いの程どうぞよろしくお願いいたします。
Vol.16/ 令和二年九月
暦の上では秋とはいえ、まだまだ暑い日が続いています。
世界最古の茶書「茶経」によると、”緑茶は【寒】のもの”と書かれており、
食材分類の考え方では、人間の体を涼しくするそうです。
暑い時に熱いお茶をいただくのは、理にかなっているということですね。
さて今回は、この「茶経」に少し触れながら
最後に丗SOUから素敵なお知らせをさせてください。
中国唐の時代に陸羽によって書かれた「茶経」は、世界初のお茶の百科全書。
(某有名お茶屋さんの包装紙にも「茶は南方の嘉木なり」とその内容が描かれています。)
「茶経」には、お茶の産地から加工法、煎れ方や茶道具まで記載されており、知識だけでなく精神性にまで及んでいます。
ただし、そこに書かれているお茶の煎れ方は現代とは少し異なります。
固めたお茶を火にあぶって、砕いて粉にして、煮出して...まるで薬の様?
ご存知の通り、当初お茶は薬として飲まれていました。
今では、時代と共に嗜好品となりましたが、
これからも健康をサポートしてくれる飲み物であることは変わりませんね。
先日、その「茶経」の写しをとある場所で拝見しました!
それはプロジェクトの打合せでお伺いした、
大妻女子大学名誉教授のお茶博士 大森正司先生の研究室「茶空間」でのことです。
様々な著作やメディアでお茶をひろめていらっしゃる大森先生の研究室には、貴重な文献や珍しいお茶がいっぱいで、まるでお茶ミュージアムのよう。
お茶に携わる私達にとって、うっとりする程の至福な空間下で大仕事を果たしてまいりました。
実は現在、丗SOUでは大森先生によるお茶講座の動画配信プロジェクトに取り組んでいます。
プロジェクトのきっかけは、2017年のお茶を通じた出逢い.....
お茶の研究に人生をかけてこられた大森正司先生と、
茶の魅力を発信し未来へ伝え続けて行きたいと考えている私達の考えが共鳴したことに始まります。
今年はお茶にまつわる様々なイベントが中止になりましたが、丗SOUはお茶への探求を止めません。
お茶に興味を持ちはじめた方から、茶業に携わるプロの方たちまで、楽しんでご覧いただける内容を企画しております。
公開予定や予告などはメルマガだけでなく、HPやSNSでもお知らせしていきます。
そちらもチェックしながら、丗SOUチャンネルの配信をどうぞお楽しみに!
丗SOUチャンネル:
https://youtu.be/l8nEqC5d_RY
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