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人の幸せを喜べる自分になりたい
人の幸せを喜べない自分が嫌だった。
BTSは、メンバーが褒められると、まるで自分のことのように、最高に嬉しい笑顔になる。
正直、すごくうらやましい。
人と比べて自分を確かめていた私
考えてみれば、幼いときからだ。
勉強も運動もわりとできて、ちょっとだけかわいい顔をしていた私。
人より優位に立っている点をみつけることで、自分の価値を確認していたように思う。
人が褒められると、自分が劣っていて、けなされているように感じ、おもしろくなかった。
人間関係がうまくいかずどん底だった大学生時代。
帰省すると自分より不幸に思える友達とばかり会っていた。大学受験に失敗した彼は、ひたすらマイナス思考で現状に愚痴ばかり。
私の状況も、この人よりマシだと思うと安心した。
友達や妹が結婚したとき、嫉妬に襲われた。
あなたは幸せになるのか…。
自分だって結婚していて、幸せでないわけではないのに。
なぜか不安になった。
新人時代の同期への敵対心は、我ながら醜かった。
少しでも自分のほうが経験を積めるよう、上司によく思われるよう、必死で蹴落としていた気がする。
悩んでいる友達、病んでいる友達。
それなりに心配していた。
「うまくいくといいね」
そう言いながら、心の中では安心する面がなかったかと言うと否定はできない。
今、冷静に考えるとわかる。
自信がなかったのだ。
人を下に見ることでなんとか自分を保っていたんだ。
人より優れていたいという思いは、頑張る原動力でもあった。
理由がなんであれ、向上できるのであれば、悪いことだけでもないのかもしれない。
でも、なんだか虚しいよね。
そもそも、上下という観念でしか、人も自分も見られない私に気がついてしまって、悲しかった。
人と比べることなく、自分を認めたい今の私
少しずつ自分を知って、自分を愛せるようになってきた今。
他人との比較ではなくて、自分自身の価値を考えられるようになってきた。
人が不幸だから、相対的に自分が幸せになれるわけではない。
そして、気がついた。
自分の大切な人の幸せは、自分の幸せにもなりうるんだ。
人が笑っていれば、私も気持ちがいいんだ。
なんでわからなかったんだろう。
やっと気がついた。
会うとすぐに相手を値踏みする。
自分の方が優れている点を探すことで安心しようとする。
今でもそんな癖が抜けない。
でも、人は一概に比べることなんてできないこと、それぞれの良さがあるんだってことをやっとちゃんと認められるようになってきたから。
私もまだまだこれからだ。
以前、素敵な女性を奪い合うという某リアリティ番組で、私が心惹かれた優しいメンバーが言っていた。
「まずは言葉に出してみるんです。それがだんだん本当になる」
「それはよかったね!」と言ってみたが、我ながらぎこちなさ過ぎておかしかった。
だんだんこれが本当の言葉になればいい。
BTSのメンバーのように優しい笑顔が出るようになればいい。
自分の価値と幸せをしっかりみつめて。
周りの人の価値もその人の幸せも心から祝えるように。
そんな自分になりたい。
画像は、以下youtubeより