グリップを鍛えよう
柔術やグラップリングなどの格闘技にとって最も重要とも言えるのがグリップです。掴んで相手を制する競技なので超重要です。
グリップ強者の特徴
技術的な側面もありますが、問答無用で絶望を感じるグリップの持ち主は実際に存在します。
私がこれまで観察してきた限り、グリップ強者に共通しているトレーニングというのは見受けられませんでした。体型的な特徴としては、もちろん手が大きい方が有利。しかし手が小さくてもグリップが強い人は少なからずいます。また、グリップ強者には前腕のサイズが太い人も細い人もいます。
共通しているのは握る、グリップに対しての執着というか強い意志なのかもしれません。
グリップの強さとは?
グリップといっても大まかに3種類あります。
グリップ(握力)は3種類
1 いわゆる握力といわれる握り潰す力。クラッシュ力。
2 バーベルなどを持ってキープする力、ホールド力。把持力
3 指先でつまむ力、ピンチ力。
柔術で有効となるのは把持力(上記でいうと2のホールド力)。相手のリアクションに対して力を込めたり握りを調整するするので外乱する負荷に対してコントロール(調整)する能力でしょうか。
組み手で組み手を切る攻防をイメージすると分かりやすいかと思います。
花山薫じゃないんだから握撃はできません。圧縮はできないですね。特に筋力や技術が拮抗するであろうレベルの相手を想定するなら。
柔術練習における配慮の重要性
人間でも幼児とか極端に筋力差のある相手に対してなら出来るでしょうが、スパーとか練習で自分より明らかに弱い奴に仕掛けたり壊そうとするやつは死ねと思っています。少なからず存在してそれが道場の外で社会的地位があったりするのが怖い。馬鹿ならまだわかるのですが。馬鹿なら許されるってわけではないですけどね。相手に配慮した手加減ができないとか道場では許されると思う思考が分からない。それ以上の目にあうべきだと思います。
握力を鍛える事に意味はないのか?
といっても300キロくらいの握力(ゴリラくらい)になれば握るだけで勝ちです。とはいえ300キロの握力を獲得する方法論を私は知らない(多分誰も知らない、未踏の領域)
グリップを強くするという目的のために握力を鍛える必要は少ないかもしれません。(いわゆるグリップと握力に相関関係はない)
グリップを強くする(≒把持力を高める)には
では把持力を高めるためには何すればいいのでしょうか?リストカールのような手首を鍛える事にも一定意味はあると思います、が今回はグリップ。
太いものを握ってキープする
それなりに太いものを握ってキープしてみましょう。歩く事で錘が揺れる事により負荷も増します。心肺や体幹部、僧帽筋に対しても効果が得られます。
ファーマーズウォーク
一般的なダンベルやバーベルだと親指が関与しません。握り込めて親指に負荷が掛からないのでグリップの太いダンベルやケトルベルなどで行いましょう。トレーニング視点では持ちやすければいいというわけではないのです。
ファーマーズウォークはレップというより一定距離を歩く形式で行います。動画のように太く重たいケトルベルなんかを両手に持って歩いてみましょう。
アタッチメント
パンダジムにはグリップ太めのケトルベルからグリップがアホみたいに太いバーベルシャフト(50㎜)やラットプルダウンのクソ太いアタッチメントもあります。(人気全くなくて多分1年くらい使われておりませんが)グリップ強化に最適。
ちなみにバーベルのスリーブ部分は49㎜ほどあるのでパンダジムじゃないけどランドマインはあって太いバーベルがないジムではスリーブ部分を持ってのエクササイズもあり。ただ変なエクササイズをする会員は大抵のジムで会員視点でも運営視点でも迷惑です。
ダンベルやバーベルに付けられるファットグリップなんかもあります。
(ちなみに何でもかんでもこれ付けるのは非効率かと。グリップのエクササイズやアイソレーション種目に限定するのがオススメ)
是非お試しあれ。
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