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ホームバー:お部屋で楽しむお酒にまつわる趣味のコレクションも本物のバーも楽しみ方は一期一会に

巡りあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな

百人一首 57番目の紫式部の歌より

昨夜の月をご覧になりましたか?なかなかキレイでした。

この歌はせっかく会えたのにもうお別れしてしまったという友情をめぐって夜の月を題材にして旧友との短い再会の時間を歌った短歌だそうです。

昨日の夕方より素敵なバーに行くことができました。
そして帰宅すると部屋ではホームバーが待機していました。

おはようございます、そうたいです。
お酒たちに囲まれ幸せにも二日酔い気味でもなく無事体調が戻ってきております。
朝からとろろそばを食べて元気モリモリです。


あなたの一番大切な人は誰ですか?あなたにとってのは好きなお酒との時間はなんですか?

唐突な話になります。
限られた人生の長いようで短い時間の中で出会いにはご縁があったり、そのご縁も切れたり消えたり、また生まれたりもするようです。

そして今現在の私が一番大切な人誰なのかを告白するのにあまり自信はありません。

なぜってまだ未だに未婚です。
それに今後どんな出会いがあるのかわかりませんし。
でも大切な人はいるんです。
一番かどうかはまだ未知数なんです。

つまりはこの人で今後確定か?最後の恋なのか?全くわかっておりません。

閑話休題。さて、私にとっての一番のお酒とは何なのか?

長い期間をかける趣味として様々なウイスキー飲み比べを始めたのが昨年の秋口くらいでした。

自分にとって一番好きなウイスキーとは何か?

やはりまだまだわかっておりません。
世に存在するウイスキーは無数に広がっています。

今のところの私好みの味のするウイスキーには数本出会うことができました。基本甘々なウイスキーが大好きだったんですね。
例えばグレンフィディック12年とかグレンリベット12年とかカバランのNo.1とかやら。
でもこれからまた新しい出会いもあるでしょう。
クライヌリッシュ14年とかヴァルヴェニー12年のダブルウッド少し高かったけれど特別美味しかったです。
少し手頃だったのがシングルトンダフタウン12年とか。
つい最近消毒液ヨードチンキみたいなタリスカー10年という新しい銘柄はとても美味しかったです。
好きだったお酒とのお別れも、もしかするとおおそらくはきっとあるんでしょうね。
最近買ってまでして飲まなくなったのは手頃な価格のブレンデッドウイスキーかもしれません。

なんとなく格好だけでシングルモルトウイスキーなんて選んでいたりします。

まだまだ味についてのうんちくには語彙も舌も未熟な私です。

あくまで自分の個人的な好みの味のするお酒がいろいろある中で何らかの傾向が少しずつ少しずつわかってきたということのようです。

振り返ってあなたの一番大切な人は誰なんですかと私は質問されたらなんて答えたらいいんでしょう?
私にとって家族か恋人か親友か?
一番なんて序列をつけられないというのが本音です。

お酒と人間関係の共通点3点

お酒と人間関係を同じにするのは少し乱暴かもしれません。
でも共通している部分が3つあります。

  1. 相手とのお付き合いにはお金と時間が限られています。

  2. 自分の一生の何分の一つぎ込むかは自分と相手次第です。

  3. 自分と相手の相性が合わないと苦労も大きいです。

バーの扉よ開け

新たな扉それはバーという重たい閉ざされた扉を開けると新たな出会いが待っていた

バーで飲むということは私にとって小さな冒険です。
バーの扉は重厚なもので中の様子がどうなっているのかはおよそわからなくなっていることが多いでしょう。

でも、そのドアの扉を開けると別の世界が待っているものだから余計に楽しむことができます。

マスターとどんな新しい話題で会話できるのかな?
どんなお酒にまつわる出会いがあるのかな?

ワクワクしますね。

バーは新しい出会いのチャンスの宝庫

生まれた子どもにとって最初に会う人それは母だったり父だったり。
親だったり家族だったりします。

バーというのはそんな子どもにとっての最初の出会いを決める家族というか新たなお酒との出会いや新しい人との出会いもあります。

バーにはバーテンダーさんがいて安心しながら飲むことができます。
(テンダー/Tenderとは親切だったり優しかったりするという意味合いでしたね。)

壁には不思議とズラりと並んだ酒たちが丁寧に磨きをかけられ飲まれるのを待っています。

その背景のたたずまいは実に絵になります。

加えてちょっとしたきっかけで親しくなった隣りに座っていたお客さんとも会話が楽しくなるような不思議な隠れ家のような空間って貴重です。

日頃の疲れを忘れさせてくれる人生の止まり木。まさにバー。

薄暗い照明に流れる優雅なジャズ。意味が隠された一枚の大きな絵画。

私にとって実に居心地の良いものです。

そしてそれが世界の中で飲めるお酒たちの小さな展覧会でもあります。

ひっそりとこじんまりとした切り取られた世界あるいは宇宙の片隅とも形容できると思います。

所狭しと並べられたお酒たちが出迎えてくれるバーを尋ねる度に、まるで無限に広がる本の図書館の前に立ちまだ読んでいない広くて豊かな世界を感じるがのごとくです。

やがて私は自分の一生のうちに体験できる/飲めるウイスキーをはじめとするお酒の種類は有限に限られているという結論に至ります。

だからお酒とのご縁も一期一会。
(広い広いnoteの世界の中とも似ていますね。一個人の訪ねることのできるnoteの範囲だって限られてはいるのですから。)

バーでは好きなお酒を選ぶ

普段の飲み慣れた銘柄を選ぶかまだ飲んだことのない銘柄を選ぶかは自由。私なら後者の飲み方をします。
お酒のプロのマスターにいろいろお酒について教えてもらえます。

お酒屋さんで1本数千円もするウイスキーを買ってみても、家で飲んでみて好みの味ではないとがっかりするものです。

お試しとしてのバーでのかりそめのお付き合いができるというのは付き合い始めのデートのようなものでしょうか?

好みの味を探し続けるか、好みを固定するか主体的に決めるのは自分次第です。

バーで初めて出会ったご縁のあるウイスキーを全部買っている余裕はありません。
でもその数本を一部だけでもいそいそと注文してお部屋でも味わうのです。

晴れてお部屋でのホームバーのコレクションの仲間入りということになります。

その惚れ込んだお酒とどんなに深く付き合うにせよ自分のお部屋で飲めば帰宅時間は0分です。

酔いが回ってもなお、お布団の中に数秒で潜り込むことだって簡単です。

一生のうちに飲めるお酒の量なんてたかが知れています。

さて、一生のうちに付き合える二人の時間でも同じなのではないでしょうか?

仮の話として30に結婚して80まで生きたとして50年連れ添ったとしましょう。
仲の良いお二人の共に歩んだ時間楽しければあっという間に過ぎてしまうような気もします。

といいつつ今まさに私が50代なのですが…。最近時間の過ぎる体感速度が早くて早くなってばかりで困っております。

私ととあるあの人(遠くの彼方にいるあの人)とは巡り合ってご縁が有り続ければまた再会もできるのでしょう曖昧な関係を綱渡りしているところです。

でもそれが一生の何分の一かを考えるとやはりお付き合いできる時間というのも無限にあるわけではないのだと認識を新たにした次第なのです。

またの余談になりますが毎年5月27日というのは私と大切な人との記念日です。

でもささいなことととても大事なことで衝突してしまい私達は距離をおいてじっとしています。

もう大切な人という書き方をさっきしたばかりですがもしもご縁が切れていればもうそれは大切だった人という書き方すらできるのかもしれません。

でも不思議と私にとっては大切な人は今もなお大切な人としてずっと続いてるのです。

限られた人とのご縁の中でご縁あって会える人というのも限りがあります。

自分の行動範囲のなんと狭いことよ。

それは私の限られた人生時間の限界をようやく意識しはじめた出発点ですらあるんです。

バーでのお酒とのご縁ある意味それも一期一会

前置きが長くなりました。

お気に入りのバーで飲んできました。
一杯目はカミカゼというカクテルです。

マスターから何を作るか質問されてウイスキーですかそれともカクテルですか?

と質問されてええとどうしようと悩む時間を惜しみました。
マスターを待たせるより即答したいと思いました。

頭に浮かんのがカミカゼ。
マスターは機敏にシェイクしてその場に緊張感が醸し出されました。
出されたカクテルはロングスタイルです。

スミノフのウォッカベースでコアントローとライム・ジュースのシェイク。
さわやかな酸っぱさがとても美味しかったです。

次のお酒はジンやラムベースにしてもいいんですが、確かホイチョイ・プロダクションズの本の見栄講座という本の一節が頭に浮かびました。

カクテルを頼む時にベースとなるお酒は同じベースを選びつつ違ったバリエーションを楽しむのも一興というくだり。

2杯目はおなじくウォッカベースです。
ブラッディ・シーザーというカクテルでした。
セロリの爽やかな感じがとても美味しかった。

トマトジュースの代わりにクラマトジュースといわれるハマグリ成分のあるトマトジュース入り。
タバスコがお好みで味変として追加できるようにマドラーと共に添えられていました。黒こしょうと塩のついたスミノフが抜群に美味しかったです。

3杯目がブルーチーズを途中で口休めにはさんでデュワーズのホワイトラベルハイボールをもらいました。

デュワーズとしてはホワイトラベルというのはもっともお求めしやすい手頃なブレンデッドウイスキーです。

本当は水割りを頼んだのですがオーダーが届かなかったようでした。
マスターとはオーダーにおけるズレを感じつつもここまマスターに任せて炭酸割りでいただきます。

でもとても美味しかったんです。

4杯目が〆の一杯としてバスカーのポットスチルではないタイプでずっと従来通りの作り方で作られたアイリッシュウイスキーのストレートでした。

(詳しい正確な銘柄および名称はもう酔いが回り詳細には覚えていません。)

なみなみと注がれた琥珀色の液体はちょっと多めに注がれて最後の語らいを終わらせるのに十分な量でした。

確かに世界には数限りなくお酒がじっと時間を置いて熟成されたりして並んでいます。

全てを味わうには時間とお金が間に合わないのです。

また人生はどれだけ多くのお酒を飲めるかという経験量を争うというゲームの主人公でもありません。

そんな数を争ってみるのは他人との比較だとしても、ちょっと馬鹿馬鹿しいです。

ただじっくりとお酒に向かうことで自分の人生が豊かになる。

そんな意味を私は味わうことにしています。

なぜか恋話となり、今の大切な人とのご縁について気がついたら他のお客様といっしょになって私も加わって打ち明けてしまいました。

マスターからは年月を重ねての貴重な二人の時間は(まるでウイスキーの熟成みたい)なのだし今からでもメールをするなり連絡を取ったほうが良いのではと提案してくださいました。

私は何か悩んでる顔をしてお酒を飲んでバーについつい長い時間かけて長居してしまったのでしょうか?

マスターは放っておけないと察してくださったのでしょうか?

忘れていました。確かにふたりっきりでお酒を飲む時間最近ありません。
そんな悲しげで物欲しげな表情でバーに佇んでいたのかなぁ。
少し恥ずかしい気持ちもします。

ともかく〆の一杯を飲んだら後は無事に帰宅するまで途中でトイレによることを忘れずにひたすら帰ります。


ホームバーも楽しい

ホームバーを楽しもう。


シングルモルトウイスキーのアランシェリーカスクを楽しんでいる様子です。つまみはストロベリーの一口チョコを選んでいます。


シェイカーにメジャーカップ、ショットグラス、カクテルグラスにテイスティンググラス、ロックグラスにタンブラーやビアグラスの写真画像より

バーから無事に帰宅すればホームバーが待っている

お酒にまつわるグッズというのはいろいろあります。
いろいろなモノに囲まれできるだけシンプルに暮らすように心がけをして
多くのものを処分しました。

だけれどお酒にまつわるグッズはそこそこ残っています。

まずはグラスから参ります。ウイスキーのストレートで味わうためのグラスはグレンケアンと呼ばれるウイスキーのチーフブレンダーのご愛用品とされるテイスティンググラスを買っておきました。
そして足のついてる万能で無難そうなテイスティンググラスももう一つ別にあります。
リーデルグラスのウイスキーグラスもさらにもう1つおまけに購入しました。

ロックグラスはグレンリベット12年のギフトボックスのおまけのものです。
ショートカクテルを楽しむための逆三角形のカクテル・グラスも1個だけあります。

カクテルを作る道具たち。
シェイカーの道具やバースプーンが揃っています。
メジャーカップはカンパリの瓶1l のおまけについてきて未だにそれも現役です。

ワイルドターキーのロックグラスのおまけがくびれた形になっている様子写真画像より

ロックグラスはグレンリベット12年のおまけとワイルドターキー8年のおまけのものがあります。

ジャックダニエルの150周年記念のロックグラスの写真画像より

一番のお気に入りがジャックダニエル150周年の記念ロックグラスです。
解けないステンレス製の氷もあったら便利かと思って買いたくなって8個のサイズのものを入手しました。

部屋に帰って出迎えてくれるウイスキーなどの洋酒のコレクションの様子の写真画像より

ウイスキーを主にスコッチで固めたウイスキーコレクションです。
(順不同でスイマセン)

  • オーヘントッシャン12年

  • グレンファークラス12年

  • グレンファークラス105

  • クラガンモア12年

  • グレンリベット12年

  • グレンフィディック12年

  • アランシングルモルトウイスキーヴァレルリザーブ

  • アランシングルモルトシェリーカスク

  • アンノック12年

  • クラシックラディ

  • サントリーリザーブ(特級時代の旧ボトル品)

  • サントリーオールド

  • ニッカフロム・ザ・バレル

  • 宮城峡NV

  • カヴァランシングルモルトNo.1

  • ハイランドパーク12年

  • デュワーズホワイトラベル

  • オールドパー12年(特級時代の旧ボトル品)

  • モスコーコニャックX.O

  • コアントロー

  • スイートベルモット チンザノロッソ

  • ドランブイ

  • アマレット

  • アンゴスチュラビターズ

  • 他に紹興酒(料理酒兼用)

  • 実家で手作りの梅酒

以上がだいたい20本くらいのウイスキーをはじめとするお酒で私の部屋に鎮座しているコレクションでした。
一応ウイスキーベースやブランデーベースでカクテルが作れるように考えられています。
そこで、コアントローというホワイトキュラソーやアマレットそしてドランブイも出番を待っています。

めったに使わないですけれど胃薬としても使えるアンゴスチュラビターズも買ってあります。

スイートベルモットやライム・ジュースも冷蔵庫でカクテルを作られるのをスタンバイしております。

酔いが回ってしまいながらも無事に帰宅できました。
チェイサーとしてサッポロの微アルコールビールをドラフティを飲みつつ。
一夜も明けました。

今晩はどんな宅飲みをしようなんて早くも予定を立てております。

お部屋でのいそいそとウイスキーの水割りを作ったり、ハイボールやカクテルを作るのも自分のマイペースでゆったりとくつろぎの時間を自分で自作自演するんですね。

それもまた楽しい時間。自分が自分に戻れる時間かもしれません。

ここまで酔いどれが酔った挙げ句に一睡して作りあげたよしなしごとの文章を読んでくださり
本当にありがとうございます!

皆様におかれましては趣味などのコレクションや対人関係がなお一層豊かになりますように。

そしてまたの機会にもお会いできますように。


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そうたい
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