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「自立支援」の支援を願う本日の書【82】支援(しえん)
![毛筆による本日の書【82】として漢字2文字「支援」(しえん)の書かれた行書作品を撮影された様子](https://assets.st-note.com/img/1717288044658-hwbYjrkgOR.png)
自立支援の利用にためらいを感じてるあなたへ伝えたいこと
私の場合は継続的に精神科の治療を受ける際の自立支援医療の制度を利用しており医療費の負担の心配から解放されて本当に生活が助かっています。
ただ私の場合でも、精神保健福祉手帳を取得した際に健常者からとうとう障害者かとうなだれたことを覚えてはいます。
しかし、これまでにどれほどたくさんの制度によってご支援をいただけたでしょうか。
例えば自立支援サービスとしての就労継続支援サービスA型の施設で最低時給の賃金をもらいながら研修を受けたり居宅介護の家事援助等の支援を受けられたりもできます。
美術館などの入館料も優遇されていますし交通費の助成も受けられます。
ハローワークに申し込んで障害者のための職業訓練を1年間も給付を受けなが職業能力を高められたことも今の職場で大きな力になっています。
しかし特に自立支援にまつわる病気で悩む際によく悩まされるのが自分という存在の足手まとい感かもしれないです。
「自分なんて生きていたって何の価値があるのか?」みたいに感じ方です。
そういう自分を責めやすくなっている方は最近は特に多いのかもしれません。
不幸にも私の家族の場合も含めてそんな状態にも陥ってしまいました。
周囲からの支援は存分に利用していいのです。
つらい時期がもし来たらもう臆することなく使える制度はどんどん使って自分を楽にそして自分を大切にしてもらえたらと思います。
私の場合、精神衛生を崩すことは一生のうちに1度や2度あっても不思議ではなかったのです。
私ばかりでもなくそういう世の中にさえなっているのではないでしょうか?
だからこそ自力ですべてなんとかしようともがいるうちに結局消耗しきって自ら危機に陥るなんて残念で仕方ありません。
そして支援制度の利用は自分がピンチの時に自分を救ったり助けたりすることの一部に含まれるはずです。
一般的に福祉の世界で支援に働く方の賃金はそれほど高くはありません。
あるいはビジネスの完成度がまだ成熟しきっていない段階かもしれません。
ただ、そうした分野で働く方への感謝は忘れてはいけないですがこれらの自立支援制度を利用して自分の人生を尊いものにしていくことはとても大切なことです。
自助努力は周囲からの支援を排除するものであってはならないと私なら考えます。
周囲からの支援を受けてなお自分の能力が発揮できるように自分の状態を整えるのも立派な自助努力だと私なら評価したいです。
制度の利用も自助努力のひとつのカタチ
なので自立する状態を過度に理想化し以下の訳のような捉え方をするのには少しためらってしまいます。
天は自ら助くる者を助く(読み)テンハミズカラタスクルモノヲタスク
〔英語〕God helps those who help themselves.(神は自立する者を助ける)
確かに自らを福祉制度を利用してばかりだといって自分の生産性の能力が高く評価できないで落ち込むことも時にはあるかもしれません。
これはビジネスの抱える問題だと私なりに問題提起できます。
そもそも人生の評価で単位時間あがりの稼ぐ指標ばかりを重要視するようになっても結局は他者との比較という次元にとどまってしまうのですから。
そして孤立と自立とごちゃごちゃに混ぜて困惑するのはもうごめんだとも思います。
依存するのはよくないからとさらに自らを傷つけてしまったり、はてには自分の存在を消そうとしてしまうのは病気がそうさせているのであって御本人の本来の気持ちではないと私なら思いたい。
先述したように私はたくさんの制度を利用してきました。
そのご恩返しはできる範囲でよく後々少しずつ還元できたらいいなと思うばかりです。
ここまでお時間をくださり本当にありがとうございます!
皆様におかれましては支援制度の利用が自分にも周囲にも好影響になっていくような円運動の輪が広がるようにお祈り申し上げます。
そしてまたの機会にもお会いできますように切に願います。
P.S.
![](https://assets.st-note.com/img/1717287910701-kMospYajcl.png)
行書による作品づくりの前準備として用意した楷書で「自立支援」を書きました。
上の行書の作品とともになんらか「自立支援」の支援につながったら幸いです。
これを基本にしつつ行書による冒頭の書道作品の2文字を仕上げました。
創作大賞2024年にあえてビジネス部門での応募をします。
それは家事労働についての作品でもビジネス部門で応募した意味合いと同じくです。
(福祉の現場にまつわる)支援制度はビジネスにはよく含まれないというような古くさく固まった固定概念を打ち破りたい意思の表明として応募したいと思います。
自立支援により社会参加を希望されて経済的な自立支援に挑戦している方たちがたくさんいらっしゃいます。
障害者の自立支援を受ける当事者として私もその一人です。
その自立支援に関わる人達のビジネスにより多くの関心を向けてもらえたら望外の喜びです。
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