2月に読んだ小説まとめ
ちょっと遅い気もしなくはないが、まあしょうがない。
2月に読んだ本でも紹介してやろうじゃないか(何様)
この記事の表紙に載っている本たちを見ればわかるかもしれんが、私はフィクション本ばっか読んでましたね。今月も3冊しか読めなかったよー、、来月は絶対4冊読んでやる、、。
と、話の引き伸ばしはとりあえず置いていて、本の紹介をしますね。
① 「僕と君の365日」 優衣羽作
超簡潔に言えば、綺麗なのにものすごく切ない本だった。人生の運命を前々からわかっていても、我々は愛を止めることは不可能。それは人間みんなそうだ。いつか死ぬとわかっていても私たちは愛を求めるでしょ?「どうせ死ぬなら愛はいらない」とはならないよね?愛に関しては肯定的に考える人が多いと思う。「いつか死ぬんだったらその日が来るまでに愛を育む」人が多いはず。それはもちろん愛だけではなく、希望だったり、目標や人間関係、お金や幸せなどなど。この本では、色彩が失われてわずか1年で死に至る無彩病だと知らされ、自暴自棄になりかけた高校生・新藤蒼也。 そんな彼が進学クラスから自ら希望して落ちてきた美女・立波緋奈と365日の恋人関係を契約で結ぶことにしたのだった。
改めて愛の力の凄さを感じたな。運命がわかっているのにも関わらず、私たちはお互いに惹かれ、愛し合う。素敵で切ない。
② 「また、同じ夢を見ていた」 住野よる作
「君の膵臓をたべたい」の作者、住野よるさんの著作。
本の内容としては、賢いけど、「人生とは〜」が口癖のオマセな小学4年生、小柳菜ノ花ちゃんが「幸せとは?」について答えを求める話。そんな問題を抱えている少女にアドバイスを与える3人の登場人物がいる:
南さん、アバズレさん、おばあちゃん
3人ともなぜか菜ノ花ちゃんの名前を知っており、あることがきっかけで3人とも姿を消してしまうのだ。この本の特徴としては、菜ノ花ちゃんの話を辿るのもそうなんだけど、さっき説明した3人の登場人物たちの正体を見抜くところがこの本のもう一つの目的となっている。
読めば読むほど、沼ってしまう小説。おすすめです。
③「暗幕のゲルニカ」 原田マハ作
MoMAのキュレーター八神瑶子はピカソの名画、「ゲルニカ」のタペストリーを消した陰謀に巻き込まれていく。 故国スペイン内戦下に創造した衝撃作に、世紀の画家は何を託したか。 ピカソの恋人で写真家のドラ・マールがかつて歩んだ過去と、瑶子が生きる時代との交錯の中で導き出された一つの真実。そんなアートサスペンスがぎっしり詰まっている一冊となっている。マハさんの作品はいつも喜怒哀楽を綺麗に表現されているのが特徴で、アートの知識もいっぱい載っているから一石二鳥状態。彼女の他の著者、「楽園のカンヴァス」も非常に良かったです。それぞれの登場人物が語るアートへの愛と情熱が感じ取れるのが素敵です。
うん。来月はもっと違うジャンルの本読むわ。
どうせフィクションも読むけど。