夏のすべてに額縁をはめこんだような日
眠れない夜もそりゃああるからさ、
夏のすべてに額縁をはめこんだような日に、
くたびれた顔を洗って、モーニングにでも行かないか?
勇気を出してよかったぁ、なんて記憶だけをオレンジ色の宝箱に詰めこんで、
山奥へ向かう道路脇に置いていこう
自分のお守りを自分で編み込みながら歩いていく。
比喩として、あるいはそうじゃないものとしてでもありながら、旅をしている。
言いたいように言えば、なりたかったものになれているかもしれない。
もちろん、自分以外のすべてが代価ではあるんだけれども。