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活動の節目に思うこと。 何よりまずはおめでとうございます。 「継続は力なり」と云います。 継続してきたことが力になるのだと。 継続こそが念願に至らしめるのだと。 だけど、そもそも力があったからこそ、今日まで続けてこられたのだと思うのです。 それは決してひとりの力だけじゃなくて、支えてくれた仲間や環境がくれた力があったからだと、貴方は知っているでしょう。 それが関係性が築いた力なのだと。 それが強固な絆だから、立ち向かってこれたし、また立ち向かっていけるのだと。 続けるっ
補陀落渡海から陰謀が匂ったので、それを面白おかしい話にできたらと思って始めてみたらこうなった。 あらすじ 師匠亡きあと、残された二人の兄弟弟子が営む寺。 ある日を境に、弟弟子は兄弟子を頻りに補陀落渡海させたがるようになる。 いつものように弟弟子を嗜める兄弟子。 果たして弟弟子の思惑は? 1 ねえ兄弟子、補陀落渡海しよ?「兄弟子! こうなったらもう、補陀落渡海しかありません。兄弟子の法力をもって、観音様に直訴するのです。後のことは、すべて私にお任せくださいぐへへ」 「
家のすぐ近く、蝉の声が駆け回る駐車場の車の陰に母が猫を見つけた。 私が確かめると若い黒猫だった。 降り注いで溢れ返る残暑を凌いでいるようだった。 夏毛とはいえ、毛皮にこの暑さは堪えるだろう。 それが黒い毛皮ともなればなおさらだ。 少し近寄ってしゃがんでみる。 ほっそりスマートでなかなかに賢そう。 猫は私を見て、少し警戒したようだった。 威嚇してきたりはしない。 何者かと様子を窺っているよう。 暑さに反して猫の様子はゆったりとしたものだった。 寛いだ姿勢から首だけを起
目の前に広がる爽やかな青の世界。 風も穏やかで、曇る気配はまるでない。 混じりけを知らない青。 拘りをちっぽけに吹き飛ばす青。 空虚が込み上げるという不可思議な身体感覚を覚えつつ、深く息を吐いた。 空虚まで持て余して、うんざり天を仰ぐ。 見知った天井。この部屋には窓がない。 目の前の画面に視線を戻す。 青一色、ブルースクリーン。 叫びたくなるのを必死で堪えて頭を抱えた。 小さく嘆く。 せめてエラーコードは、エラーコードくらいは表示してくれ……
関連記事(読んでいなくても問題ありません)から、「獣人服の尻尾穴問題」をラブコメ風会話劇仕立てに 1 業の深い性的嗜好「ねえ、何の雑誌立ち読みしてんの? えっちなやつ?」 「?! っうわ! びっくりした。なんだよ脅かすなよ」 「えっちなのに夢中になってるのが悪いんじゃないの?」 「これがえっちなのに見えるんならな」 「パソコンの雑誌? あんた、こういうので興奮するんだ。なかなかに業の深い性的嗜好ね。相手は苦労するだろうなぁ」 「あー、さすがにそれはないわ。これが組
「ケーキうっま! やっぱあんた誘って良かったわ。店選びも安定だし」 「感謝しなさいよね!」 「私の為に暇でいてくれてありがとう」 「別にあんたの為に暇してたわけじゃないけどねー。てか、あたしが写真撮ってる間に食べ終わっちゃうんじゃないの?」 「私そういうのやらんから。その分しっかり味わうのよ。あんたと違ってね」 「だったら、もうちょっとペース落としてさー、あたしがしっかり味わえる時間残しておいてよね」 「しょうがないわねー。……あ、それ、そういえば新しいスマホでし