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今日の短歌


晩秋になりました。
朝晩はかなり冷え込みますが、日中は心地よい日差しが注いでいます。



樹が腕を空に伸ばしてつかもうとしている青さ、冬がまぶしい




凋落は美しきこと 木々の葉は命を終えて色づきにけり




白銀にすすきの原は風に揺れ 肉親こそが最も遠い




なすすべもなく夕暮れの雨に濡れ ただ権力に無言なる街

反戦ポスターは雨に濡れながら  ただ降りしきる雨を見ている

雨が迷う夕暮れの街  雑踏に紛れて「僕」を隠しゆくなり

photoAC




小春日和にあったかそうに干し柿がゆらりと揺れていて孤独



ちょっとしんなりしてしまいましたね。
最後は夏の歌ですが、元気よく。



カーテンが光をぎゅっと抱きしめてはち切れそうな夏だ。おはよう。

photoAC


季節の変わり目、みなさん、ご自愛ください。

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