[読書記録52]100円のコーラを1000円で売る方法3 永井 孝尚
100円のコーラを1000円で売る方法3
永井 孝尚 著
このシリーズの完結編である。今回のテーマは「イノベーションとリスクへの挑戦」である。
日本企業がバブル崩壊後リスクをとることを極端に恐れるようになりイノベーションが起こすことができていない。
危機から脱出するには従来の発想の延長ではなく、困難な課題に果敢にチャレンジし、みずからリスクをとってイノベーションを起こすことである。
気づき①間違ってもいいからすぐに意思決定して実行し、本当に間違えたらすぐに修正すればいい。
ネット社会になって世の中の動きは加速する一方である。昔は経営資源は「ヒト・モノ・カネ」だったがそれに「情報」が加わりネット社会になり「時間」が貴重な経験資源になっている。稟議にかけてじっくり合意を形成するのでは、もっとも貴重な「時間」が失われてしまう。
気づき②説得の時代から共感の時代
企業が一生懸命、消費者に情報を流しても、そのうち99.996%はスルーされる。
よほどのことがない限り視野に入ってこない。
友人や信頼できる仲間、趣味が同じ人の話なら
、誰だって喜んで聞く、
直接知り合いじゃなくても、ツイッターやブログの発言で共感できる人のおすすめなら、気になる。
つまり消費に影響するのは、企業からのメッセージではなく、信頼する人の口コミである。
気づき③得意な分野にこだわりすぎると失敗することが多い。
コア・コンピテンシー、中核業務に磨きをかけろというが、必ずしもいつも正しいとは限らない。得意だと思っていることは、過去の栄光にすぎないかもひれない。
それよりもお客さまに高く評価していただけることが何かを考える。
行動すること
1.すぐに意思決定をし、すぐに行動する。
2.得意分野に固執しすぎない。
3.お客さまに高く評価してもらうことを考える。
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