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完全に嫌な記憶を消す

生きていると、誰でも嫌なことが起こります。
だれひとり、良いことばかりで人生を終える人はいないでしょう。



「人生良いことばかり」と言ってる人がいたら偽善者です。
危険なので逃げましょう。

ただの “嫌な出来事”レベルでおさまれば良いのですが、
トラウマとして脳裏に焼き付いてしまった場合は上手に対処しないと、


その先の人生にまでずっと重くのしかかってしまいます。

では、その嫌な記憶にどう対処して生きていけば良いのか?


その答えに対して、自己啓発本やアドバイス書などには、

「人生には無駄なことは起こらない」
「人生に起きたことには全て意味がある」
「嫌な記憶に意味付けする」
「嫌な出来事、苦手な人にレッテル貼りをする」


このような方法は “嫌な記憶を手放す”最初のステップとしては
有効かもしれません。

例えば、パワハラ上司、意地悪な友達、嫌味な同僚、毒親、
腐れ縁のパートナー、厄介な知り合い、マウントをとってくるママ友、
昔の同級生、過干渉のご近所さんなど、


世界は自分中心に回っていると思ってる図太い神経の人、
人の不幸が大好きな人、あの腹黒い人たちに会ったからこそ


「私は成長できた」


あの辛い環境や悲惨な状況があったおかげで私はここに逃げて来て、
今ここで平和に過ごしている。


このように嫌な記憶に意味付けすることで
トラウマ的な辛い出来事を客観視することができます。




状況を俯瞰することで、頭の中でぐるぐる回ってしまう、
悪循環の負の思考から抜け出す良いきっかけとなります。

しかし「全ての出来事には意味がある」と、
一般的に言われるこの方法を思い込み続けてしまうと危険です。




なぜなら、いつまでもその嫌な記憶とずっと一緒に
生きていかなければいけないことになるからです。


嫌な記憶は悪友としてずっとあなたの人生にカラんで来ます。
頼んでもないのに、ずっとそばにいます。

嫌な記憶に意味付けしたままだとカバンにつけたキーホルダーのように
ずっと自分の身に着けて持ち歩かなければいけません。


なので、嫌な記憶に“意味付け”し続けるのはやめましょう。


嫌な記憶や辛い出来事を俯瞰して客観視して意味付けする。


「全てのことには意味がある」と思ってるうちは
負のループから抜け出せません。


企業の枠組みを作る社長や起業家、
体育会系マインドの人が人生の表面を構築するだけなら、
”失敗から学ぶ”という意味で「全てのことには意味がある」でしょう。


しかし、ここに辿り着いた人は、会社や人生の表面的な設計ではなく、
心の奥底まで傷ついてしまった人たちだと思います。


心のトラウマ、簡単に説明・相談できないほど
深く苦しい経験をしてきた人だと思います。


そんな、平均よりも辛い思いをしてしまった人が
完全に嫌な記憶を消す方法は、一般的に言われてる


「嫌なことに意味づけする」だけでは、到底心は救われません。


「嫌な記憶にレッテル貼り」して客観視するのも一つの手段ですが、
それだけで終わってしまっては思い出すたびに


心が苦しくなってしまいます。


嫌な記憶を自分の中に受け入れてしまっては、
人生はずっと苦しいままです。


これら一般的に言われる「嫌な記憶を忘れる方法」を実践した後は、
次のステップの「完全に忘れる方法」に進みましょう。


嫌な記憶が思い浮かんできたら、

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