お口の健康は全身の健康
私は難病指定されている「シェーグレン症候群」を患っている。
私の症状としては、耳下腺の急な痛みや腫れ。
食べ物を口に入れたときにキュイーンと耳下腺が痛くなる。
耳下腺の働きが低下しているため、健常者と比べ、唾液の分泌が少ないと言われた。
「唾液が少ないと、虫歯になりやすい」
唾液は通常では、口腔内の自浄作用をもっておりウイルスや細菌と戦う力を応援している。
しかし、私の場合はそういうわけにもいかないようだ。
これまで、虫歯を発症することなく生きてきた私にとっては
衝撃的な現実だった。
「このまま虫歯なしで過ごしたい!」
改めて「歯の健康」のために習慣を見直した。
そして、私にとっての歯の健康には欠かせない習慣をいくつか考えた。
寝起きの歯磨き
毎食後の歯磨き
ガムなどで唾液の分泌促進
耳下腺マッサージ
寝ている間、口腔内には恐ろしいほどの菌が繁殖する。
つまり、寝起きのお口は雑菌だらけ。
考えるだけでも恐ろしい…
そのまま放置すると、口腔内環境が悪化する。
ましてや、そのまま食事すると菌も内臓に送られてしまい
内臓の病気になりやすい。
寝起きの歯磨きは全身の健康にもつながる。
毎食後の歯磨き、これはもう皆がしていると思うけど実はちょっとしたコツがある。
食後すぐに歯磨きをしてしまうと、口腔内の自浄作用を妨害してしまうのだ。
食後は、人間の生理的現象で唾液が口腔内のお掃除をしてくれる。
そのため、本来の機能を活かしつつ歯磨きをするならば食後30分後がおすすめ。
私は通常よりも唾液が少ない。
唾液が少ないと風邪などの病気に負けやすくなる。
「少しでも唾液が出るように」
そう考え、調べるとガムが効果的だとわかった。
ガムを噛んでいると顎を動かすため、耳下腺などの唾液腺を刺激し唾液が出やすくなる。
また、ガムを噛めない場面などでは耳下腺マッサージをしている。
食前や、耳下腺の腫れ・硬さが気になった時に適宜マッサージをすると、ほぐれて唾液も出て調子が良くなるのだ。
唾液は私たちが出そうと思って出せるものではない。
歯の健康のために、唾液の力が役に立つ。
本記事が少しでも、誰かの役に立つとうれしい。