「からまる毎日のほぐし方」を読んで
「からまる毎日のほぐし方」
尾石 晴
たくさん心に響くことがあり
メモをとりながら読んだ。
全部書くことができないので
一つだけ絞ってまとめてみよう。
●子育てについての章
私が日々モヤモヤしていることを
はるさんがまさに言語化してくれている!
と思った部分があった。
それは
「押し返す力」について
子どもが言うことを聞かない時に使う
「鬼の電話」が数年前流行った
それは本来親が担うべき子どもの押し返す力(理不尽さに対処したり、妥協点を見つける力)を発達させるためのやり取りを外注しているだけ
とのことだった。
子どもは自分の気持ちを表現できず、消化不良のまま抱え込んでしまう
子どもと過ごしていると、
面倒くささと不穏さと向き合うことをしんどく感じる時がある
子どもは「自分の欲求を通したい」
「でも社会やルールはそれを通さない(自分以外の世界からのお仕返し)」というやりとりの中で自分の押し返す力を育てていく
この時、相手をするのは大人の役割
↑今まさに
5歳の娘と向き合っていて
些細なことだけれど
毎回もやもやすることがいくつかある。
そのうちの一つに
スーパーなどに買い出しに行った時
毎回お菓子をせがんでこられること。
子どもだし、そりゃ見たら欲しくなるから小さいお菓子一つくらいはいいか、、と思って今まで買っていたが、それが当たり前になりつつある。
当たり前になりつつあるから、例外に「今日はダメ!」と言うと「なんで?いつも買ってくれてるのになんで今日はダメなん?」となる。そりゃそうだ。
そして、この間は、
じいじばあばに大量のお菓子をもらって、もうしばらくおやつ買わなくてもいいねーって話していたその日にまた
それが起こった。
「今日は買わないよ。」
「うん!昨日じいじばあばにいっぱいもらったから今日は見るだけー!」
意気揚々に宣言していた娘は
数分後
スーパーのお菓子コーナーで
もじもじしだす。
「一つだけやから買って欲しい。」
そりゃそうなる。
だって毎回なんだかんだで私が買い与えているから。
そしてスーパーでその押し問答を何分もすることが億劫で、根負けした私が
お菓子を買うことになる。
そして帰りの車で
私がブチギレる。
自分が招いた結果だとわかりながらも
理不尽に娘に怒りをぶつけている自分が嫌になる。
このお菓子のやり取りをやめたい。
これも
諦めずにちゃんと説明をして
会話のやりとりを積み重ね、
毎回お菓子を買わないことを繰り返していけば
娘は「お菓子はたくさん家にあるから今日は我慢しよう。」と思えたり
「スーパーでは毎回お菓子は買わない。」と
わかったりするのだと思う。
すごいエネルギーで押し返されて
相手をすることに疲れて
投げやりになってしまうことがある。
説明を適当に終わらせてその場をやり過ごすことがある。
だけど
しっかり壁となって立っていよう
押し返す力の壁になれるように
積み重ねていきたい。と思った。