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「アフリカで、バッグの会社はじめました寄り道多め仲本千津の進んできた道」を読んで

アフリカで、バッグの会社はじめました
寄り道多め仲本千津の進んできた道
さらさ書房 江口絵理 著


①医師になりたいと思っていた。
だけど物理や他の理数系の勉強におもしろさを見出せなかった。
☆何もかも完璧のような仲本さんでも
苦手な教科もあるんだなぁと親近感が湧いた。

②日本人として初めて難民の保護や支援をする国連組織のリーダーになった女性、緒方貞子さんにに憧れていたそう。

☆学生時代に先生がみせてくれたドキュメンタリー番組が、将来の指針に影響するなんて、勉強は侮れないなぁと感じた。



③仲本さんは、
最初銀行に勤めていたけれど
決められたルールの中で決められたことをこなす生活に違和感を感じていたそう

ただそれは、社会のルールを闇雲に否定しているのではなくて、仲本さん自身に明確にやりたいことがあって、それとは違ったことから感じた感情だと思う。



④メンターと言うのは、単なる上司や職場の先輩ではなく、自分の悩みや夢を聞いてくれ、相談に乗ってくれる人

☆仲本さんにとって鮫島さんはそんなメンターであったんだなぁー
私にも仕事でメンターとなってくれる先輩がたくさんいることは恵まれていることだなぁと改めて感じた。

⑤アフリカでも
運転手が同行しなくてはいけないほど危険な国もある
ウガンダはまだ治安が良い方


☆職場の先輩でケニアに赴任した人が
運転手がついていると言っていた。一人で町に出てはいけないという話を思い出した。


⑥「いつも斜め下を向いて、自信なさげに、か細い声で喋っていた女性たちが、今では笑顔で前を向いて朗らかにしゃべっている。
月給がある。安心感だけでなく、仕事がもたらす自身が心の有り様を変えているのかもしれません。」

☆すごく共感!

仕事で自分が誰かの役に立てていると思えたり、今やっていることに誇りをもてることは生きがいになると思う。
私もそんな働き方がしたいと思った。


⑦コロナのロックダウンでこの先の見通しが立たないときに、みんなが安心できるように仲本さんがメッセージを送っていた話

☆特に、働けなくても○ヶ月分の給料は出しますとか、その後は○%の給料を払いますとか、具体的に伝えることで従業員は安心できたと思う。
経営者としての責任みたいなものを感じた。



⑧経験や知識はあとで身につけることもできるけれど、人柄や熱意の根本のところはあとからでは変わらない。一番大事なのは相手の根本を信頼できるか否かだ。」というところが印象に残った。


「アフリカには社会に蔓延する貧困のせいで思うような人生が送れない人がたくさんいる。それはその人の責任ではない。だから、貧困から抜け出せずにいる人が自立できるように道を作り、それぞれがありたい自分でいられるようにと思ってこの企業をやっている。」


⑨悔しいけれど運命の命と救えるはずだった命の2種類がある。弟さんが川遊びで2歳で亡くなってしまった話も衝撃的だった。



⑩リーダーを支える役割が得意と言う人もいる。1人で何かをする方が力を発揮できると言う人もいるこうありたい自分を大事にしてほしい。
☆課題図書に選ばれているのがよくわかるくらい中学生にはメッセージになると思う。
中学生どころか大人にも響くメッセージだと思う。

11
会社の名前
最初は「豊かな毎日を」
という意味だと思っていたけれど
仲本さんとお母さんの名前の一文字ずつをとったことがわかった。
金銭的な豊かさだけではないものを大切にしている願いが込められていて、すごく良いネーミングだと思った。

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