瞑想の道〚33〛自我の変遷
悟りは自我のためのものだ。そもそも、自我が悟りたいと願い、瞑想を始めたのだ。自我は瞑想から何かを手に入れ、それによって汚れなき自我になることを望んだ。実際に自我は瞑想することで、何らかの変化を感じ、よりよい自分になっていくのを感じるかもしれない。だが、いくらよりよい自分になっても、自我は世界の枠組みの中にある。そのため、それもまた変化するという宿命を免れ得ない。自我は何度もそのことを目の当たりにする。そして、もっと深い瞑想や強力な癒やし、神秘的なエネルギーを求めるようになる