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瞑想の道

33
真我を探究する瞑想において、自らの内に真我を実証していく。それは知識と瞑想が重なり合って深遠なる真我を理解する道。
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2024年10月の記事一覧

瞑想の道〚33〛自我の変遷

 悟りは自我のためのものだ。そもそも、自我が悟りたいと願い、瞑想を始めたのだ。自我は瞑想から何かを手に入れ、それによって汚れなき自我になることを望んだ。実際に自我は瞑想することで、何らかの変化を感じ、よりよい自分になっていくのを感じるかもしれない。だが、いくらよりよい自分になっても、自我は世界の枠組みの中にある。そのため、それもまた変化するという宿命を免れ得ない。自我は何度もそのことを目の当たりにする。そして、もっと深い瞑想や強力な癒やし、神秘的なエネルギーを求めるようになる

瞑想の道〚32〛真我への道

 悟りへの道は無数にある。ただし、その終着地だけはたった一箇所、つまり真我そのものだ。真我という言葉に抵抗があれば、別の言葉でもいい。神の名前であったり、真理であったり、ワンネスや非二元でもいいだろう。言葉は違えど、その場所だけは同じなのだ。そこまでの過程は人それぞれだ。いますべての人が真我を求める必要はない。それぞれにこの世界で成功すること、癒やされること、問題を解決すること、やりたいことを見つけることであっていい。自分の能力を高めたり、心を落ち着かせたり、願望を実現するた