この子はこの子のままでいいと思える本
というタイトルの本を読みました。
「この子はこの子のままでいいと思える本」
佐々木正美著 主婦の友社出版 2020年11月発行
2017年に逝去された小児精神科医の佐々木正美先生が書かれたこの本。
佐々木先生の本は、数冊持っていて、
私の子育ての「灯台」として時折開いている。
“コレが足りないのでは”、
“コレはダメ”、
そんな、親の不安を煽るばかりの育児本ではなく、
佐々木先生の本はどれも、
「甘えさせてだいじょうぶ」
「心配しないでだいじょうぶ」
そんな言葉にあふれた育児本だ。
どれだけ甘やかしすぎだと言われようとも、
佐々木先生の
「1歩家の外に出たらそこは社会。
社会は厳しい。だからこそ、
家の中はしっかり甘えられる場所に」
の言葉があれば大丈夫だと思ってきた。
今回の本は、
佐々木先生の連載を担当していた編集者さんが
自身の子育てでも幾度も助けられたという数々のことばを
まとめて織り上げたものです。
目次だけ、シェアします。
ぜひ購入してみて下さい。
読者から寄せられる不安や悩みに回答する形で
佐々木先生のあたたかでやわらかな口調そのままの
回答が続く質疑応答形式で、あっという間に読めてしまった。
わが子が学校に行かないなんていう一大事にあっても、まだ
私の心がさまよって転覆しないで済んでいるのは、
きっとこの灯台があるからなんだろうと思った。
目次のあとのページの言葉。
きみが自信たっぷりに育つように
一緒に笑っていよう。