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痛風の原因である「尿酸」の存在意義って?

怪我をしたり、痛風に罹ったりで散々だった今年の夏の旅行でした。
でも、こどもたちは喜んでくれたし、無事帰宅できたのでそれで良しとしたいと思います。

怪我は擦りむいた程度なのですが、ぼくは血液サラサラの薬を飲んでいるので中々治りがよくありません。
ただ、治りが遅いだけでゆっくり治ってきて、治りをみていると喜びを感じます。

今回の痛風発作について

その代わり痛風の方はそうもいかないのです。
痛風は痛い、何もしなくても痛い。
帰りの地下鉄はお盆なのに予想以上に混んでいて30分ぐらい立ちっぱなしで痛くて脂汗をかくほどでした、痛風なので下手な薬を飲まなければ1週間もすれば何もなくなるのですが、旅行から帰ってきてしばらく痛かったのはたまりません。

今回の痛風発作は、頂いたうなぎと暑さで汗をかきまくったことに影響があったと推測していてこれを反省しておくべきこととしますが、日常でも注意することがあります。

痛風で日常注意していること

まずは日常の筋トレです。
筋トレは、将来足腰を丈夫にしていればのつもりでやっていますがどうしても無酸素運動になりやすので「筋線維の破壊によるプリンヌクレオチドの分解が尿酸値の上昇に影響している可能性があります。」とのことです。
そんなもんなので、有酸素運動をしながら心拍数も120程度に抑える軽いランニングも取り入れてそれでできるだけバランスを取るようにしています。
有酸素運動や軽いランは脳梗塞・血圧対策も兼ねて取り入れています。
ですので、AppleWatchは欠かせないアイテムとなっています。
そのおかげか?おかげさまで尿酸値の方は順調に基準値以下を保っているところです。
しかしながら、このように環境が違うところに行ったり無理をしてしまうと今回のように発作が生じてしまうので恐ろしい病気であります。

そもそも「尿酸」の存在意義ってなんだ?

そもそもこの尿酸が結晶化して痛風発作を発生させる「尿酸」の存在意義ってなんなんでしょう?
調べてみると、この「尿酸」って抗酸化物質であって体内の酸化損傷から体を守るものなんだそうです。
唾液の中の抗酸化物質の7割は尿酸で出来ていると聞いています。
体内でビタミンCは作れないのですが、ビタミンCが無い時は尿酸で抗酸化させるって訳でしょうか?
この尿酸ですが適量にしないで濃度が高すぎると結晶化して痛風や腎結石になると医者には言われています。
また、高尿酸血症は心血管疾患や腎臓病と関連しているとも言われています。
今、お世話になっているお医者殿には、脳梗塞の予防治療で尿酸の値も気にかけてくれているのはそのためです。
それで、お医者殿にうるさいこと言われないように運動や食事に注意しているわけです。
尿酸は適量なら非常に有益なんですが、増えすぎると厄介なものなんですね。

トマト・トマトジュースの効果と悪影響

脳梗塞対策として血液サラサラ効果を期待して、毎朝180cc程度、リコピン20mgのトマトジュースを飲んでいます。
リコピンとは強力な抗酸化物質と言われていて、がんリスクや、心血管疾患リスク等を低減させると言われています。
このリコピンは栄養素として「カロテノイド」の一種であって、血中の「カロテノイド」が増えると尿酸の血中濃度が低くなることがわかっています。
だからと言って、尿酸値を下げすぎると身体能力にも問題が出てくると言われています。高齢者がこの例にあたるでしょう。
結局、なんでも極端なことは良くなくて、トマトには胆石のもとになるシュウ酸も含むし、カロテノイドも増えすぎると手が黄色くなったりするそうなので、ほんと適度に食べたり飲んだりするのが良いと聞いております。

今日はここまでにしておきます。
またの機会に牛乳やタンパク質との関係を記述してみたいと思います。

「あー、痛かった!よー」


<参考文献>
高尿酸血症患者に対するレジスタンストレーニングの影響 (パイロット試験)

Lycopene as the most efficient biological carotenoid singlet oxygen quencher
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/0003986189904670?via%3Dihub

Influence of lycopene and vitamin C from tomato juice on biomarkers of oxidative stress and inflammation
Published online by Cambridge University Press: 19 July 2007
https://www.cambridge.org/core/journals/british-journal-of-nutrition/article/influence-of-lycopene-and-vitamin-c-from-tomato-juice-on-biomarkers-of-oxidative-stress-and-inflammation/401CAD4995B5790E896B9BC9EAA2C6C1

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sorairo555
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