育児の相談先難民だった私がnoteのおかげでたどり着いた安息所
私は早い段階から育児に行き詰まっていた。
私の親との関係、息子の発達障害、ワンオペ。
誰かに相談したい。
でも、どこに?
区役所に貼ってあった、育児相談を受けてくれるという
NPOだかなんだかの育児相談所に行ってみた。
そこはマンションの一室で相談を受けていて、
とても無愛想な女性が一人で担当していた。
私は息子を抱っこ紐で連れて行った。
息子が途中でオムツにうんちをすると
あからさまに「臭い、臭い」と言い窓を開け、
汚いものを見るように息子を見た。
挙げ句の果てには「そんなこと気にしすぎだから」と
相談を一蹴されてしまった。
帰ってからたっぷり泣いた。
それから区役所の子育て相談にも頼った。
確か3歳児健診からの流れだったと思う。
優しい女性に何ヶ月かお世話になり
その度にとても良いアドバイスをいただいたが、
4月になって急に「担当が変わりました」となった。
挨拶もできなかった。
また最初から相談をやり直す気にはなれなかった。
そこから相談先に困ってしまった。
なにしろその頃の私は本当にギリギリのところを歩いていた。
あまりのストレスで咄嗟に子供をあやめてしまいそうなぐらいだった。
夫が仕事中でも構わず「助けて」と泣きながら電話をして困らせていた。
しばらくして区の親子教室に通えることになり、
そこで発達障害の基礎的な知識を得たが、
ほんの10回程度の期間限定の教室だった。
終わるとまた放り出された。
私も必死になって、最後の砦と思われた区の療育センターに電話をした。
これは自分でも良い動きだったと思う。
療育センターでは親子ともども手厚く助けてもらった。
この時関わってくれた方々にはいくら感謝しても感謝しきれない。
でも、療育センターへの通園は小学校入学とともに終了した。
療育センターを卒業してもソーシャルワーカーさんや
センター内の診療所の児童精神科医とは繋がっている。
とはいえこれまでの担任の先生の様に密ではない。
担任だった先生もみんながきちんと自立できるように
卒業が近くなるとわざと線引きをして送り出してくれていたように思う。
さて、またしても相談先に困ってしまった。
小学校でのことなら担任の先生やスクールカウンセラーさんが相談先になるだろう。
でもよりプライベートなことになると、相談先は思いつかない。
私はママ友関係のお付き合いが苦手で、
会えば話をする程度のママさんしか周りにいない。
学生時代からの友人もほとんど子育てを終えていて
相談しても「今の子育ては昔と違うからよくわからない」となる。
誰かに聞きたい。
他の人はどうしているの?
こんな時、どうしたらいいの?
そんな思いで悶々としていた時、
驚くことにnoteで相談先が見つかった。
水澤靖子さんのnoteだ。
水澤さんはフリーランスの公認心理師として、
教育のより良い改革を目指し
そして悩める保護者や教育者を救う活動をされている。
教師歴も親としても30年以上の経験をお持ちとのこと。
現在は企業での相談や児童発達支援施設、
YouTube、スタンドFMでの配信や執筆活動など
幅広くご活躍されている。
noteで拝読する水澤さんの記事は
いつも優しく背中を押してくれるものだった。
この方になら相談できるかもしれない。
思いきって、noteにあった公式LINEに
相談を送らせていただいた。
ご相談させていただいたのは
息子の対人関係についてだった。
私のまとまりのない相談について
水澤さんはとても丁寧に応じてくださった。
相談は息子のことだったが、
水澤さんは母親である「私の生きづらさ」を
ズバリ見抜いておられた。
そして私が無理する必要はなく、
ありのままの自分を認められるようにとアドバイスをくださった。
母親のマインドセットを整えることによって
子供にも良い影響があると励ましていただいた。
また、息子については
息子の長所をどう伸ばすか、
良い人間関係を育てていくにはどうしたら良いか、
息子の好きなことを広げる居場所のご提案など
色々と有益なアドバイスをいただいた。
私のまとまりのない相談を聞いてもらえるだけでもありがたいのに、
こんなにも親身に、そしてボリュームたっぷりのお返事をいただけるなんて
本当に申し訳ないぐらいだった。
これまで浮遊霊みたいに浮かばれない気持ちでさまよっていた私に
ようやく安心できる相談場所が見つかった。
この安堵感は言葉にできない。
本当に感謝している。
今回はLINEでのやり取りだったが、
希望によっては学校での面談の付き添いや授業の参観など、
「そこまでしていただけるんですか?!」ということまで
ご対応いただけるとのこと。
私は面談での話し合いや交渉ごとが大の苦手だ。
言いたいことがうまく伝えられなかったりするし、
感情が高ぶると涙ぐんで話せなくなってしまう。
学校のことで私の動き一つで息子に影響が及ぶかもとなったら
不本意ながら言い出せないこと、飲み込んでしまうこともある。
そんな時に水澤さんのような知見の深い方にサポートいただけるなら
どんなに心強いことだろう。
もうすぐ夏休みも終わり。
学校が再開されてすぐにまたスクールカウンセラーとの面談など
色々とややこしいことが控えている。
私のメンターとしてのコーチングと、
息子の学校関連や勉強などについて
これからしばらく水澤さんに伴走していただくことにした。
水澤さんとだったら、私、きっと頑張れる。