見出し画像

【飲食業界毎日ニュース】

イオン、パート時給7%上げ 物価上昇超え
国内最多40万人 家計支え人材確保

イオンはパート約40万人の時給を平均7%上げる。上げ幅は4%の物価上昇率を上回る。時給は平均約70円上がり、年収は約8万円増える見通し。パートの賃金水準は正社員と比べて低い状態が続いてきたが、人手不足感が強まるなかで人材確保の競争も激しくなっている。国内最大のパート雇用主であるイオンの時給引き上げによって、非正規雇用(総合2面きょうのことば)の賃上げが広がる可能性がある。

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20230202&ng=DGKKZO68107680S3A200C2MM8000

【解説】

小売業界の最大パート主が時給を引き上げることは飲食業界にも影響が及ぶと想定できます。「近くのイオンが時給上がったから、うちも上げてください」という声が浮かんできますね。時給を引き上げる決断を飲食業界でもできるのか、できない企業は人手不足が深刻化する可能性があります。
しかし、現状は収入の壁が原因で時給を上げれば上げるほど人手不足に陥る可能性も考えられます。先日岸田首相が年収の壁の対応策を考えると言及していました。物価上昇以上の賃金を上げる企業が出てきている今こそ、早急な対策が必要になってきます。
ここでイオンが更なる人手不足になってしまう状況はパート・アルバイトで成り立っている小売や飲食業界は打つ手を失ってしまいます。

消費者庁「価格転嫁理解を」 賃上げ・成長へ呼びかけ

消費者庁は適正な価格転嫁への理解を呼びかける異例の取り組みを3月までに始める。物価上昇で負担の増す消費者に対し、企業が原材料の高騰分を販売価格に上乗せして利益を確保できなければ、賃上げを伴う経済成長は難しいことを分かってもらう。現状をまとめたコンテンツを作成し、SNS(交流サイト)などで発信する。

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20230202&ng=DGKKZO68101870R00C23A2EP0000

【要約】

〇原材料の高騰による値上げで利益を確保しなければ賃上げを伴う経済成長は難しい。
〇消費者庁は企業の値上げで消費が落ち込まないように、値上げが賃金上昇につながるといったコンテンツを作成しSNSで発信する。

【解説】

この取り組みがどれほどの効果があるのかは分かりませんが、コスト上昇によるインフレを利用して賃上げを目指すために、やれることをやっている印象がありますね。
賃上げを発表する企業も出てきていますが、小規模の飲食店などではそんなに簡単に賃上げを行なえる余裕が無いのが現状です。消費者への理解を促すだけでなく、賃上げを支える策が不可欠になってくるでしょう。


ラーメン店運営のギフトHD、アジアでFC展開

横浜家系ラーメン店などを運営するギフトホールディングス(HD)は、アジアでフランチャイズチェーン(FC)展開を始めた。現地企業と連携し、「Machida Shoten Phuket」をタイのプーケット県に開いた。欧米などの観光客も集まる観光地に出店し、集客を狙う。コスト負担の少ないFC契約を通じて、出店拡大を急ぐ。

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20230202&ng=DGKKZO68099880R00C23A2FFJ000

【解説】
ギフトホールディングスの中期経営計画によると、2025年までに海外での店舗を直営3店舗、FC30店舗を目標にしているようです。直営での展開ではなく、FCでの展開を計画しているのは飲食業界では珍しいですね。飲食店の海外進出は、現地で人材を確保できるのか、現地の人に味が合うのかなど製造業などと比べてリスクが多岐にわたっています。FCを使うことでリスクをおさえて展開できると考えられます。

ギフトホールディングス2022年10月期決算説明資料



レタスやネギなど5品目値下がり 農水省、小売価格調査

農林水産省がまとめた食品価格動向調査によると、1月23日の週(23~25日、全国平均)の野菜小売価格は、調査対象の8品目のうちレタス、ネギ、ダイコンなど5品目が前週に比べ1~9%下がった。レタスの小売価格は1キログラム575円と前週比9%下がった。静岡県産の供給が増えた。ネギは647円で前週比5%値下がりした。

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20230202&ng=DGKKZO68099740R00C23A2QM8000

【解説】

最近は値上げの報道ばかりでしたが、ようやく野菜の価格が落ち着いてくる可能性が出てきました。世界的なインフレが原因なのか、気候などの一時的な値上がりだったのか判断が難しい状況でした。そのため、容易には値上げを出来ずに困った飲食店も多かったのではないでしょうか。春先に向けて野菜の価格が安定してくることを期待しましょう。

営業秘密の取得「転職先で困る」 「かっぱ」元社長公判

「カッパ・クリエイト」(横浜市西区)元社長、田辺公己被告(46)の公判が1日、東京地裁で開かれ、被告は秘密を持ち出した理由を「転職先で『何も知らない』とばかにされると困るから」と述べた。

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20230202&ng=DGKKZO68102210R00C23A2CM0000

【所感】

マウントを取りたいがために情報を持ち出すなど、トップとして考えられない内容ですね。経営判断のために利用したのであれば、企業のためと理解は出来ますが、自分のプライドのための行為だったようです。

豆・恵方巻き、窒息に用心
5歳以下、豆食べさせないで 高齢者も事故相次ぐ

3日は節分。恒例の豆や恵方巻きを食べる際には、喉や気管に詰まらせないよう注意が必要だ。小さな子どもにとって乾燥して硬くなった大豆はかみ砕きにくく、幼児が喉に詰まらせて亡くなった事故もある。高齢者のすしによる窒息事故も相次いでおり、消費者庁は切り分けたり周囲が見守ったりするなど配慮を呼びかけている。

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20230202&ng=DGKKZO68113650S3A200C2CE0000

【解説】

2月3日は節分ですね。節分は春の始まりの日とされています。健康を願うための「豆まき」や「恵方巻」に事故の可能性があるようです。正しい対処法を知っておくことで、節分を心から祝えるようになりましょう。

うどん店でも迷惑動画拡散 九州のチェーン

九州を中心に展開するうどんチェーン「資さんうどん」の店舗で、客による迷惑行為の動画がSNS(交流サイト)に掲載されていることが2日までに、運営会社への取材で分かった。男性客が、共用スプーンを使って卓上に置いてある天かすを食べていた。

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20230202&ng=DGKKZO68113810S3A200C2CE0000

【解説】

回転寿司チェーンの「はま寿司」「スシロー」での迷惑行為に引き続き、うどん店でも迷惑動画が拡散しています。この内容に関しては、今週末に私の所感をまとめてnoteに書こうと思っています。

【宣伝】

飲食店にまつわる情報を平日毎日ピックアップし、飲食コンサルタントが分かりやすく解説していきます。
飲食店に関係する方々は是非毎日読んでいただき、業界のトレンドを掴んでください。
また、飲食業界上場企業の決算書の読み時やノウハウなども配信していきますので、是非フォローといいねをよろしくお願いします。

弊社飲食店のコンサルティングを行っております。
接客研修やマニュアル作成や事業計画書の作成などをスポットでサポートしております。
また、週に1回の打ち合わせ、月に1回の訪問で飲食店の参謀としてサポートする顧問コンサルティングも行っております。
是非興味がある方はHPからのお問合せ、もしくはTwitterのDMでご連絡ください。

2月末までのキャンペーンで、月額30,000円が15,000円でお受けしております。どんな些細なことでも結構ですので、ご相談ください。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?