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法人営業で新規顧客を獲得する方法~ターゲットについて~

どんな企業であっても新規顧客を開拓するための営業は欠かせません。

既存客に対していくらしっかりとフォローしていたとしても、どうしても離脱はおこってしまうでしょう。離脱した既存客の売上減少を埋め、さらに売上を伸ばすためには短期的な戦略と中長期的な戦略に分けて新規開拓に取り組むことが大切です。

今回は法人営業で新規開拓する際のターゲットの見極め方とアプローチ方法、そして次回おさえておくべき3つの戦略について紹介します。


ターゲットを見極め、ターゲットに合わせたアプローチが必要

BtoBの新規開拓営業では、ターゲットの選定や絞り込みが重要です。積極的に営業活動を行っているのに、なかなか成果につながらないとお悩みの方も多いでしょう。そのようなケースでは、ターゲット選定の方法を見直すことでぐんと効果をアップさせられることもあります。ここでは、法人営業の新規開拓におけるターゲットの見極め方についてご紹介します。

ターゲットの見極め方
対象企業の規模や性質を問わず、片っ端から大量のアプローチをすればそれなりの成果は上がるでしょう。しかし、効率という面ではマイナス要素になりかねません。業種や規模・稼働時間などからターゲットとすべき企業をある程度見極め、営業する時間帯や曜日・時期を見計らったうえでリスト化しておくと効率的な営業活動が行えます。

自社の業種や特色と照らし合わせ「ここならお付き合いしてもらえそう」と考えられる企業をリストアップします。その上で、ターゲット候補として選定した企業の規模や業種から推測できる「連絡を取りやすい時期や時間」をあぶり出してみましょう。また、さらに一歩踏み込んだリストアップの方法としては、WEBのアクセス解析機能を用いて自社サイト訪問者のIPアドレスから訪問した企業を推定するという手段も有用です。自社に関心を持って1度は自社サイト訪問を試みている企業であれば、営業の効果もある程度見込める可能性があります。

ターゲットに合わせたアプローチ
ターゲットリストを作成してアプローチすべき企業を絞り込んだら、ターゲット企業に合わせてアプローチの方法を想定してみましょう。たとえば、電話応対に専任できる社員がいるような大規模な企業がターゲットなら、初めからじっくり話をしてもよいでしょう。その一方で、少数のスタッフがすべての用件をこなすようなコンパクトな企業がターゲットなら、結論から簡潔に提案して話題に乗ってもらえればもう少し突っ込んだ要件に踏み込むなどのアプローチのほうが良いかもしれません。

アプローチの方法も、ターゲットの性質や特徴に合わせて使い分けることが大切です。

法人営業のアプローチ手段といえば、「プッシュ型営業」と「プル型営業」の2種ですが、殊更に「プッシュ型営業」を良くないものとみなす風潮があることは事実です。しかし、段階的なアプローチを図る際に「プッシュ型営業」の要素を盛り込むことは欠かせません。基本的には低姿勢でプル型営業に終始しつつ、製品やサービスに相手が関心を持ってくれたらプッシュ型営業寄りのトークで説明するなどの方法がおすすめです。プッシュ型とプル型を営業トーク中のシチュエーションごとにうまく使い分けることで会話が弾み、成果を呼べる営業活動につながるでしょう。

今取り組むべき営業方法の選び方
営業活動の手段を考える際には、自社の状況を把握しそれに合った営業方法を採ることも大事です。1つのやり方に固執するのではなく、状況に応じて営業方法を見直し、「今はどのような営業活動をすべきか」をつねに見極められるようにしましょう。

次回では、新規顧客を開拓する際の営業方法を3つ紹介します。

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