20211216 カメラとレンズと自分との組み合わせ
今,クリニック横のスターバックスにいる。
今日は,家人を送っていく必要があったので早く出発したのだけど,送っていくのも案外早く済んでしまったので,スタバでまったりという感じになっている。
さて,昨日のnoteを書いた後,ふと頭をよぎった。
「バランスのいいカメラとレンズの組み合わせというのがあるんだな。」
これまで,EOS Kiss X5をあまり持ち出さなかったのは,カメラとレンズの組み合わせが合っていなかったのかもしれない。
28mmの単焦点レンズを付けたら,持ち歩くのに抵抗感が全然ない。
ということは,このボディにこの28mmというレンズとバランスが良いと言えるのだろう。
これまで,EOS Kiss X5に求めていたのは,仕事で確実に記録できることだった。
だから,どこでも困らないようなレンズを買い求めていた。
レンズの選択肢からして,趣味性がどこにもない。
偉そうに,プロでもない自分がそんなことを考えているのだが,それでも趣味カメラで記録はなしやっぱりやりにくいと思うところがあった。
デジカメ自体がどちらかというと仕事での記録を行うのにとても便利だからということで普段から持ち歩くようになったものだから、その思考の延長線上でのカメラの選択をしていたというところもある。
しかし,今は仕事をしていない。
カメラで撮影するのは,完全に趣味の世界。
趣味の世界で楽しむのには,「仕事」という背負っている荷物を下ろしてもいいわけで,仕事と離れたところで接すればいい。
その「仕事」という観点から遠ざかることができたのが,今回手に入れた28mmのレンズによる気がする。
これまで,EOS Kiss X5を使うときは,どうも仕事のことから頭が離れないことが多かった。
「これで,こういう撮り方をすれば,こんなことができる,あんなことができる」という感じで,自分のスキルアップを目的とした(いや,それは趣味の世界でもあるのかもしれないけれど)感じになっていた。
ところが,今は目に入ったものを切り取りたい欲求だけで,シャッターを押している。
そこには,スキルもあるに越したことはないけれど,今ある状況の中で,今あるカメラで,素直にシャッターを切ることができればいい。
そうしたツールとして,28mmのレンズをつけたEOS Kiss X5は,自分の中で普段持ち歩きをするようなメラに昇格したのかもしれない。
このカメラと楽しむことができる感じになれたのだろう。