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20210606 初心者向けオールドデジタル一眼レフを使ってみて・・・CanonとNikonの違い

最近、MFのレンズをつけて持ち出すことの多くなったNikonのD40X。
APS-Cだけど、50mmのレンズというのがちょうど良い感じではある。

「そういえば」と、EOS Kiss X5にフィルム時代から使っていたEF 50mm 1:1.8 Ⅱをつければ、Nikonと比較できるんではないか?と思って、つけてみた。
ただしCanonの方は、AFが利く。

どちらも初心者向けのデジタル一眼レフ。
使ってみると全然違う。
その辺は、カメラの作りからして違うと言うのがあるのかもしれない。

重さを量ってみることでその辺のところが見えてくるのかもしれないと思って、はかってみた。

画像1

Nikon D40XはNikkorの50mmレンズをつけて、829g。

画像2

Canon EOS Kiss X5も50mmのレンズをつけて764g。

どちらもストラップ付きの状態ではかっている。

大きさは、Nikonの方が圧倒的に小さい。
そして、シャッターを動かしたときの動作音もNikonのほうが小さい。

操作系は、Canonの方がまとまっている。
それは、EOS系の統一感がものすごくあって、その傾向はコンパクトデジカメにも共通のものになっているので、キャノンを使っているならば全く迷うことはないと思う。

Nikonは、食わず嫌いというところもあったので、AF機にかんしてはほとんど使ったことがなかった。
また、コンパクトデジカメに関しても、試しに使ってみたことがあるが印象に残っておらず、系統として捉えることが出来るかというと正直わからない。
ただ、触ってわかることは、基本的な機能に関しては、EOS Kiss X5よりも若干ややこしい。
これはD40Xという初心者向けデジタル一眼レフ初期のものというのもあるかもしれない。
カメラ自体が小さいため、機能を呼び出すボタン類を背面に置くことが出来なかったというところもあるかもしれない。
両手の指を使わないといけない。
Canonは右手の指だけで操作ができる。
この違いは大きい。

コンピュータなどをある程度触ったことのある人ならば、どういう順序でメニューが構築されているのかというのが見えてくると思う。
操作性というのはコンピュータを内蔵する限り、その文法はどんなものでも基本的には変わらない。
デジカメというと、基本的にはコンピュータ。
そう思って、操作するとなるとより直感的に扱えるものの方が「便利」と感じるところがある。
そうしたことを考えると、CanonのUIは基本的に右手だけで扱うための大きさなのかもと勘ぐったりしてしまう。
Nikonはそうした操作性に関してちょっと詰めが甘いんじゃないの?と思ってしまう。
それが、そっくりそのまま食わず嫌いにつながっていたような気がする。

しかし、撮影してみると、カメラ自体の出来の良さをものすごく感じることが出来る。
そして出てくる画像データは、Nikonの質の高さを十分に感じさせるものだった。
何より、古いレンズ群も扱うことの出来るマウントは、ものすごく大きな資産なのではないか。
MFの撮影自体に何の不自由も感じないのならば、中古で安くなっているレンズを買って使って撮影しても、何の文句もないと思う。
そうしたものを受け止めるだけの素養がある。
Canonは、撮影しているときのチープさというのは否めない。
ボディもプラスチッキーで、シャッター音もかなり大きい。
ミラーがバタンと動いている衝撃もNikonと比べるとかなり大きい。
こうしたところの質感は、触ってみるとわかるところでもある。
また、ファインダーのスクリーンの見えやすさはNikonが一枚上手。
ペンタミラーを使った安いカメラではあるものの、ファインダーを覗いてピントを合わせようとしたときの見えやすさが、Nikonの方が良い。

それぞれに一長一短があるのは当たり前なんだと思う。
ただし、趣味性という点でいうとNikonになる感じがしないでもない。
そして、仕事となると信頼度が高いのはやっぱりCanonという感じがする。
ただし、Nikonも使いこなせることが出来るのならば、質の高さは初心者向けのデジタル一眼レフを使ってみても十分見えてくる。

どちらも捨てがたい。
何なんだろうなぁ、この感じは。

どちらが早く壊れるか。
それで、次を決めることになるんだろうな。

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