20211024 朝の団地をブラブラPENTAXのQと一緒に歩く
朝晩の冷え込みが強くなってきた。
昨日は毛布を出して、掛け布団の上にかぶせて寝た。
そして、今日はガスファンヒーターを掃除して使える様にした。
必要に応じて、冬支度が進んでいく。
そんな少し冷え込んだ朝。
PENTAXのQを持って出て、ブラブラと団地を撮って歩く。
ほんの数百mではあるけれど、カメラを向けて切り取りたいものがたくさん見えてくる。
ほぼ衝動的にシャッターを切っていったので、書き込みの遅いPENTAXのQで撮っていると、無理矢理間を取る様な感じになって、そこで冷静さを取り戻す感じになった。
こうした、ちょっとした間は勢いづいて軽躁状態にならない様になるためにも、自分にとってはちょうど良いのかもしれない。
ケヤキも徐々に色づき始めた。
これからの時期、ケヤキに当たる朝日の色味がドンドンと変わっていくのが楽しみでもある。
葉を透過してみえる光は、新緑の頃も気持ちいいものだが、今の時期の色づき初めて落葉になる一歩手前の段階というのも美しくて気持ちいい。
団地の建物の陰と高いケヤキの木の陰が重なって、目を引く。
よくよく見てみると、既に赤く紅葉している木もある。
背の高い木には、陽の光がめいいっぱい当たっている。
それとは逆に足下は、冬の陰の暗さが迫ってきている。
風で揺れる葉音は、新緑の頃のサワサワとした音から、徐々にカサカサとした音へと変わってきている。
落ち葉がそれなりに毎日たまる季節なのだが、今日はすでに掃除が終わっていた様だ。
電柱に、電線に、街灯に、ケヤキ。
この交差点の公園まで来ると、ケヤキとは違う木が植わっている。
今年も、真っ赤な木の実をたくさんつけている。
しばらくすると、落ち始めるのだろう。
何気ない日常の空気感が、ホントに愛おしく感じて仕方ない。
そうした空気感を切り取れていたら良いのになぁといつも思う。