いつ買ったのかわからない
今朝、仕事部屋の机の周りをゴソゴソと触っていたら、買った覚えのない本を見つけた。しかし、とても懐かしい。
日本の推理小説といえば、西村京太郎と赤川次郎は外せないだろう。例に漏れず、一時すごくハマった。しかし、あまりにも膨大な冊数の本を出版していることもあり、もともと収集癖みたいなところもあるので、「これは集めきらない」と思った時から読むのをやめていた。
奥付を見ると、平成30年3月1日初版と書かれている。
この時期に、この本を購入した覚えが、本当に全くない。
しかし、出てきたので、読んでみた。
そうそう、十津川警部と亀さんのコンビだよね。懐かしい。
テレビでは、どのペアが思い浮かぶかによって、時代が見えてくるかも。
自分の場合は、三橋達也と愛川欽也のコンビ、そして森本レオが脇を固める、あのシリーズか。
それにしても、読んでいてビックリした。
ものすごくストーリーが深い。時代に沿った社会的背景をしっかりと理解していないと、もしかしたらこの本の面白さは半減してしまうのではないかと思うくらい。こんなだったっけ?
多分、十津川警部ものは100冊は読んでいるだろうけど、印象にない。自分がバカだったから、気がつかなかったのかもしれない。
この本は、文庫本1冊で1つのストーリーというもの。1冊の文庫でも3つくらいのストーリーがある本もあるので、これは結構しっかりしたものなのかもしれない。
帯には、「長編トラベルミステリー「電鉄」シリーズ第1作」と書かれている。
どうやら、この本以降何冊かのシリーズだったみたい。
いやはや、西村京太郎氏。凄すぎる。
1930年生まれだから今年で90歳。
今から、読み返すとしても読み切れるだろうかというくらい、おそらく出版されているのだろう。
読書としての優先順位は低めだが、本当に娯楽として読むにはアリかもしれない。