20210608 撮り比べて気付いた・・・同じAPS-Cでもニコンとキャノンでは画角が違うという話
時代は違うのだが、初心者向けデジタル一眼レフを2台持っている。
一つは、NikonのD40X。受光素子がCCDで1000万画素。
発売時期は2007年。
もう一つはCanonのEOS Kiss X5。受光素子がCMOSで1800万画素。
こちらの発売時期は2011年。
最近、どちらにも手持ちの50mmのレンズをつけて撮影している。
はじめにつけたのはNikonの方。
元々持っていたAi Nikkor 50mm f/1.4をつけて見た。
元々ついてきたキットレンズのズームもとても良い写りをするのだけれど、明るい単焦点レンズをつけることでどんな写りをするのか興味が湧いてきたこと、フィルム時代のオールドレンズを使ってみるとどんな感じになるのか興味が湧いたこと、この二つの観点で着けてみたくなった。
撮影してみると、露出計が扱えなくなり不便ではあるが、もともとフィルムでもMFのカメラを使うことが多いので、こんなものと思えばどうってことない。
デジタルカメラに着けていることで、すぐに確認できるというデジカメの利点も活かすことが出来る。
そんなことで、撮影するのが楽しくなった。
通院する際の町並みを撮影してみたけれど、そんなに違和感なく撮影することが出来た。
そうすると、「Nikonが出来るのならば、Canonはどうだろう?」という興味が湧いてきた。
EOS Kiss X5にEF 50mm 1:1.8 Ⅱというフィルム時代の撒き餌レンズを着けて、これも通院の際に町並みを撮影してみた。
しかし、Nikonの50mmと違う感覚になる。
その違和感から縦位置の撮影が多くなる。
最初は、ファインダーの見え方の違いからの違和感かな?とも思ったりした。
しかし、ベランダから撮影した画像を見て、その違いの答えがわかった。
こちらが、NikonのD40X。
こちらが、CanonのEOS Kiss X5。
写っている範囲がNikonに比べて狭い。
これは、少し望遠よりになっている。
画角が違うのだ。
焦点距離が同じ50mmの単焦点レンズをつけてみても。
これは、APS-CのサイズがNikonとCanonで違うことそのものなんだろう。
35mm換算をするとき、Nikonは1.5倍、それに対してCanonは1.6倍して計算する。
つまりは、Canonの方が受光素子が小さい。
そうすると、同じ50mmのレンズを着けたとして換算すると、Nikonは75mm、Canonは80mmになる。
たった5mmの差。されど5mmの差。
この5mmの差が、とても撮影するのに影響するということに気付く。
これは、ズームレンズを使っていたら気付かないことだった。
単焦点レンズだからこそ、気付けたことだった。
街中でのCanonのEOS Kiss X5で50mm単焦点レンズの組み合わせは、若干使いにくさを感じてしまった。
慣れなのかもしれないけれど。
こんなことも合わせて、色々と試してみれば良いのだなということはわかる。
ただし、お金がそんなにあるものでもない。
自分の状態が状態なだけに、今使えるものの中で楽しみを探っていくという方向性でもある。
そうしたところも考えると、趣味カメラとしては、フルマニュアルの操作をしなければならないというところが有ったとしても、NikonのD40Xの方に現時点では軍配を上げたくなってしまった。