20210320 ハーフサイズカメラ遊び オリンパスペンEE-2 その6 秋〜冬編
秋にオリンパスペンEE2にフィルムを入れて、それから撮りきるまで何ヶ月か掛かってしまった。
気持ちとしては、リコーオートハーフとの比較ができればと思っていたけれど、入れたフィルムが違うのでこれは単体での撮影といった感じ。
一応、AEの機能としてオリンパスペンEE2はISOが400のフィルムまで使うことができる。
以前にnoteにあげたのは、ISOが200のコダックゴールドを使ったもの。
今回は、KodakのUltraMAX400。
やっぱりちょっと雰囲気は違うものとなった感じがする。
まあ、季節も秋から冬にかけてなので、夏に撮ったものとは単純に比較はできないけれど。
以前、京セラT-proofとの比較にあげたのは、このフィルムの1枚目。
朝の散歩で出たときにシャッターを押したもの。11月末から12月の頭だったと思う。
コントラストの激しい条件なので、真ん中のゴミ箱だけにしか露出が合っていない。
木々にそれなりに陽の光は当たっているのだが、そんなに色が出ていない。
空や団地の建物の壁がちょうど適正露出か。
どんなものに向けると露出が合うのか、こういうのは撮ってみないとわからないが、一つデータとして記憶しておこう。
今度は、曇り空のなかのいつもの場所。
ISOが400ということで、撮れるかどうかを試してみた感じ。
なんだか冬の重々しい空ではあるけれど、それなりの雰囲気は出ている。
同じ日の、いつものTSUTAYA。
これは、露出がぴったり。
川の堤防の上。
冬のくもりの日、お気に入りのサクラの木。
ほぼ、シルエットだけという感じ。
順番は入れ替わるけれど、こちらは1月の4時前の同じサクラの木。
明るさ的には、当たり前だけどやっぱりこれくらい明るい方が良いみたい。
駐車場へ上がると、雲の隙間から日が差してきた。
これくらいの明るさだと、ものすごくシャープに写る。
光と影の境界線など、ホントにきれい。
橋の上から、ビルの解体現場。
いくら晴れていても、やっぱり固定焦点ということもあり遠い距離の写りは繊細さがない。
店の中で撮ってみたけれど、やっぱりシャッター速度が遅くなると手ぶれしてしまう。
これっくらい日光の力があると、さすがにしっかりと写る。
KodakのUltraMAX400は、結構鮮やかな色の出方がする印象を持った。
はじめて使うフィルムではあったけれど、赤、黄、青のどの色も、くっきり発色する印象。
しかし、オリンパスペンEE2の露出との相性がもう一つのところもある。
やっぱり使うフィルムとしては、ISOが200までのものになるんだろうなぁというのが正直なところ。
ISOが400だからといって、ちょっと暗めのところでも行けるかな?と思っていたが、雰囲気は出ているけれどなんだかピンとこない。
シャッターは切れるが、固定焦点の2.5mから外れてしまうとやっぱり絞りが開いてしまうため被写界深度が浅くなることもあり、どこにもピントが合わない感じになる。
特に、遠景を含めた状態は、ぼやけた感じになりやすい。
つまりは、ISOが400だったとしても晴れた日に使うフィルムなんだろうなぁ。
これで、オリンパスペンEE2にはモノクロフィルムやカラーネガでもISOの違うフィルムで色々撮ったことになる。
感じとしては、ISOが200か100のフィルムを撮る方が無難という感じ。
フィルムカメラなので、やっぱり日光の力がある時専用なんだろうなあというのは、すごく感じる。
まあ、デジカメの技術がものすごく進歩し、それが当たり前になってしまったことで、暗いところでも撮影できるような世の中になってしまったわけで。
機械任せにかなりのことができてしまうのは、昔からするとありがたい世の中になったんだろうなぁ。
逆に、だからこそフィルムカメラを使うときは、光を読む必要が出てくる。
それが面白かったりするし、現像から出来上がってくるまでのわくわく感にもつながる。
うまくいかなかったのではなく、何だかボヤッとしたものも楽しめば良いだけのこと。
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