地下鉄の中で本を読む人の傾向研究 〜通勤電車1ヶ月観察レポート〜
こんにちは。福岡市在住の会社員、本の虫リサーチャーこと佐藤(仮名)です。
私は通勤時、いつも地下鉄空港線を使っています。毎日同じ時間、同じ車両に乗っているうちに、ふと気になったことがありました。
「地下鉄で本を読む人って、どんな人が多いんだろう?」
そこで、1ヶ月間にわたって地道な観察を行ってみました。今日はその調査結果をご報告します。
調査概要
■調査期間:2024年1月10日〜2月9日(平日20日間)
■調査時間:平日朝7:30〜8:30の通勤ラッシュ時
■調査区間:福岡市地下鉄空港線(姪浜→天神)
■調査方法:乗客の読書行動を目視で確認
意外な発見!読書する人の特徴
1. 年齢層による傾向
20代以下
スマホ率が圧倒的に高い
本を読む人は少数派
読む場合は新書や文庫小説が多い
30〜40代
読書率が最も高い年齢層
ビジネス書と文芸書が半々くらい
電子書籍利用者も多い
50代以上
新聞読者が多い
文庫本よりハードカバーが目立つ
じっくり読む傾向
2. 男女差
男性
ビジネス書が圧倒的多数
新書の利用率が高い
立ち読みが多い
女性
文芸書・小説が中心
文庫本の利用が多い
座って読むことが多い
3. 時間帯による変化
朝の通勤時
ビジネス書
新聞
資格の参考書
夕方の帰宅時
小説
マンガ
雑誌
驚きの読書ジャンル別統計
人気ジャンルTOP5(観察期間中)
ビジネス書:32%
文庫小説:28%
新聞:15%
新書:13%
マンガ:12%
特に目立った本のタイトル
『○○な人だけがうまくいく』系のビジネス書
『××殺人事件』のようなミステリー
『すばらしい新世界』などのSF小説
『はじめての○○入門』といった実用書
読書スタイルの特徴
立ち読み派
片手で本を持ち、もう片手でつり革
薄い本が多い
電子書籍リーダーの使用率が高い
座り読み派
カバンの上に本を置く
厚めの本が多い
付箋やしおりの使用率が高い
面白い発見いろいろ
その1:天候による変化
雨の日は本を読む人が1.5倍に増加!
傘を持つ手間が省けるからでしょうか?
その2:曜日による傾向
月曜日は新書・ビジネス書が多く、
金曜日は小説・マンガの割合が増加。
その3:駅による違い
ビジネス街の近くの駅:ビジネス書率アップ
大学近くの駅:参考書率アップ
住宅地の駅:小説率アップ
意外な読書マナーの実態
グッドマナー率
本を広げすぎない:95%
周りに配慮した姿勢:88%
適度な距離感:92%
気になった行動
立ち読みながらよろめく
夢中になって降り損ねる
本が重すぎて苦戦
この調査から見えてきたもの
電子書籍時代でも、紙の本は健在
年齢層によって読書傾向に大きな違い
通勤時間は貴重な読書タイム
曜日や天候で読書傾向が変化
最後に:私の推論
地下鉄での読書には、二つの大きな意味があるように思えます:
時間の有効活用
自分だけの空間の確保
混雑した車内で本を開くことは、ある意味で「個人の聖域」を作り出す行為なのかもしれません。
追記:調査を終えて
この1ヶ月の観察で、地下鉄という限られた空間での読書文化の豊かさを実感しました。スマホ全盛の時代にあっても、本を手に取る人が確実に存在する。それは、読書文化の未来に希望を感じさせる光景でした。
みなさんも、明日からの通勤電車で、ちょっと周りを観察してみませんか?
きっと新しい発見があるはずです。
免責事項
本記事で紹介した調査結果は、すべてフィクションです。
記事の内容は、読書や通勤電車での過ごし方について考えるきっかけとして創作したものであり、実際の統計や調査に基づくものではありません。
通勤・通学時は、お互いの快適な空間を守りながら、マナーを意識した行動を心がけましょう。